山梨県笛吹市に新しい観光交流拠点が４月25日にオープン

2024年4月16日

『FUJIYAMAツインテラス』エントランス施設「Lily Bell Hütte」

山梨県笛吹市と株式会社JTBは、笛吹市にある富士山の絶景スポット『FUJIYAMAツインテラス』に新たな観光交流拠点「Lily Bell Hütte」（※）を2024年4月25日(木）にオープンすることをお知らせします。
（※）「Lily Bell Hütte」はリリーベルヒュッテと読み、Hütteはドイツ語で山小屋という意味

『FUJIYAMAツインテラス』は、標高1600メートルの新道峠に位置し、山中湖・河口湖・雲海、そして富士山が一望できる唯一無二の絶景スポットで、訪日外国人を含む多くの観光客にご来訪いただいております。その一方で周辺道路の道幅が非常に狭く、危険防止と周辺の自然保護の観点から、近くのすずらん群生地の駐車場より「パーク＆バスライド」（※）を実施しております。

（※）観光地の交通渋滞緩和のため、自動車などを郊外や観光地付近に設けた駐車場に停車させ、そこから路線バスなどに乗り換えて目的地へ行く方法

「Lily Bell Hütte」は、このパーク＆バスライドの拠点となる標高1300メートルの駐車場にエントランス施設として開設され、周辺観光情報の提供やくつろぎの空間を提供する事を目指しています。笛吹市とJTBは、「Lily Bell Hütte」を地域の魅力を、より多くの観光客へ伝えるための発信基地と位置付けています。

また、この「パーク＆バスライド」には新たにEVバスを導入し、自然保護と観光活用を両立させることで、サステナブルな地域づくりを目指していきます。周遊観光による地域活性化を促し、にぎわいと経済の発展に寄与することを目指しています。本施設のオープンにより、より多くの方々に自然保護のもとで富士山の絶景を楽しんでいただける環境を整え、笛吹市とJTBの連携による地域振興の一環として、地域の魅力を発信してまいります。

■「Lily Bell Hütte」とは

「Lily Bell Hütte」は、JTBが地方創生に貢献する「地域交創プロジェクト」の一環として展開される事業です。2023年11月にオープンした「Tourist Base Kawaguchiko」に続く、山梨県内の観光交流拠点整備の第二弾として位置づけられています。「Lily Bell Hütte」は、『FUJIYAMAツインテラス』のエントランスとして位置づけられ、ウッドデッキとトレーラーハウスが山岳リゾートの雰囲気を盛り上げます。その名の通り、山岳リゾートの雰囲気を味わえる場所です。

この施設では、笛吹市が誇る美味しいフルーツを使用した甘味や、ご当地グルメ「ラーほー」（※）などの食の魅力も提供します。また、笛吹市の地元特産品やお土産を購入できるチャレンジショップ（※）も開設し、地元の方々と一緒に作り上げる場を提供します。

（※）ラーメンスープに山梨県の名物「ほうとう」の麺を入れた笛吹市の新名物

（※）将来の新規開業を目指し、本格的な開業の前に一定期間試験的な開業ができる施設のこと

また、『FUJIYAMAツインテラス』までのバス運行のみならず、田舎体験施設や茅葺屋根の古民家がある芦川地区ともシャトルバスで結び、地域の魅力を最大限に引き出し、地域住民と観光客が交流できる場としての役割を果たします。