過去、大和朝廷の時代から、遠国時代、そして江戸時代と国内での版土争いにおいて、多くのお城が建てられました。その数は約2万5千とも言われています。そして、現在、遺構として残っているお城の数は、全国におおよそ2000城とも言われています。その中で財団法人の日本城郭協会が名城として発表しましたのが、「日本百名城」です。
ちなみに、日本百名城が一番多くある都道府県は、長野県、兵庫県、愛媛県の5城になります。国指定文化財ベースでいきますと、一番城の多い県は兵庫県の18城で、2位が沖縄県の17城、3位が熊本県、静岡県の9城で、上位2件が突出して多いです。さすがは世界遺産の姫路城を擁する兵庫県。兵庫県では「日本一のお城県」とも銘打っているそうです。
尚、江戸時代からの天守が現存しているお城は全国に12城あり、現存12天守とも呼ばれ、そのうち5城は国宝に指定されています。