
今回ご紹介するのは、絶景も秘境もコンパクトに楽しめるツーリングパラダイス、西伊豆
伊豆縦貫道のおかげで、都内からもぐっとアクセスが良くなり、景色、走り、グルメと全てを満喫できるのが西伊豆の魅力。特に、富士山と夕陽が織りなす絶景は、西伊豆の旅をより一層印象的なものにしてくれます!
西伊豆は走りの聖地!絶景と秘境の宝庫
海も山もあり、美しい富士山や夕陽の景色が広がり、西伊豆スカイラインが縦走する西伊豆は、まさにツーリングパラダイスと言っても過言ではありません。世界ジオパークにも認定されている伊豆半島らしい、息をのむような絶景や秘境を数多く見ることができるのです。
今回は、新東名高速道路の長泉沼津ICから伊豆縦貫道(修善寺ICまで料金所2箇所:各160円)に入り、修善寺ICで下りて、だるま山高原展望台から西へ抜けるルートを辿りました。
絶景のスタート地点
- だるま山高原展望台: ここは、世界にも紹介された内浦湾越しの富士山の絶景が見られる場所なのですが、残念ながら取材時は富士山が雲に隠れてしまっていました…。

- 霧香峠(きりかとうげ): この駐車場からは、戸田の港と駿河湾の素晴らしい景観を一望できます。

- 瞽女(ごぜ)展望地: 霧香峠からヘアピンを下り、戸田の町に向かう途中にありますが、残念ながらウッドデッキが破損しており、展望を拝むことはできませんでした。
富士山と夕映えを楽しむ!
戸田の町へ下り、沼津土線を走ります。好眺望地の夕映えの丘、出逢い岬に立ち寄り、そして煌めきの丘に到着いたしました。
- 煌めきの丘: ここからは、井田の集落越しの富士山の絶景を望むことができます。ちなみに、初春には井田の「花文字」も見られるそうですよ。

再び来た道を戻り、戸田の町へ。砂嘴(さし)の御浜岬越しの富士山の好眺望地を巡ります。

- 御浜岬周辺の絶景スポット:
- ヘダ号船台式ドック跡近辺
- 岬にある潮風のベンチ
- 赤鳥居越しに富士山が見える小舟ヶ浜

などが特におすすめのスポットです。
寄り道も楽しい!
そして、土肥金山へ。駐車場は無料で、お土産コーナーには金にまつわるものが多く、立ち寄るだけでも楽しめます。マスツーリングなら、砂金採り(1,000円)で熱くなること間違いなしです!

海沿いを南下!ジオパークの秘境へ
土肥から海沿いの国道136号線を南下し、大田子海岸へ。
- 大田子海岸: 夕日スポットとして有名ですが、日中は人も少なく、ベンチに座りながらのんびりできるのが魅力です。

- 浮島海岸: 隣りの湾にある浮島海岸は、WCの先を歩いていくと、ベトナムのハロン湾を彷彿とさせる岩脈奇勝、まさに“これぞジオパーク”といった光景が広がるので、ぜひ立ち寄っていただきたい場所です。


- 田子瀬浜海水浴場: さらに先のこの海水浴場は、水の透明度が高く、息をのむほど綺麗な海を見ることができます。
堂ヶ島の感動絶景!
再び国道136号線に戻り、天窓洞へ。
- 三四郎島(トンボロ): 道沿いにある堂ヶ島のトンボロ無料駐車場からは、干潮時に砂州が現れるトンボロで有名な三四郎島を見ることができます。(干潮時間は堂ヶ島マリンHPでご確認ください。)

- 堂ヶ島: 無料駐車場内の二輪Pにバイクを止め、歩行者用トンネルを潜り、クルーズ船乗り場へ。船(1,500円〜)に乗れば、岩洞の天窓から光が差し込む有名な天窓洞の景色を見ることができます。船に乗らずとも、遊歩道を歩けば、伊豆の松島と称される絶景や三四郎島、そして天窓洞を上から覗くことも可能です。



- 乗浜海岸: 天窓洞に行ったら、風光明媚な堂ヶ島をバックに愛車の写真を撮れる乗浜海岸にもぜひ立ち寄りたいところです。

絶景温泉と歴史
その先には、駿河湾を一望できる絶景露天風呂の沢田公園露天風呂(600円)があり、ツーリングの疲れを癒すのに最高です。さらに少し先には、白い火山灰の地層が見れる枯野公園があります。ここはなんと、『日本書紀』に造船場と記載されているというから驚きでございます。この辺りはまさに絶景秘境の宝庫です。


伊豆ジオパークの代表格
再び国道136号線で海岸線を南下し、なまこ壁の松崎を通り、雲見に到着。
- 千貫門(せんがんもん): ここに、伊豆ジオパークの代表格と言ってよい千貫門があります。かつては火山の根であった高さ約30mの巨大な岩で、中央部には海蝕洞が空いています。「見るのに貫の価値あり」と言われた圧倒的な景観を見るには少し急な階段を上る必要がありますが、その価値はあります。


西伊豆スカイラインで快走!
国道136号線を戻り、西伊豆町から県道59号線に入り、西天城高原を経由して仁科峠に。

- 仁科峠: 5分ほど歩いた先から富士山の絶景が見られるのですが、今回は残念ながら富士山が見えなかったため、そのまま西伊豆スカイラインに入りました。

- 西伊豆スカイライン: 戸田峠から土肥峠までの西伊豆の尾根を走る約1.8kmの道ですが、実質的には西天城高原から戸田峠の約20kmの区間が二車線の爽快路となっています。無料で路面状況も良く、走りを楽しめますが、富士山が見えるビューポイントは戸田駐車場や達磨山などに限られています。


旅の終わりに立ち寄りたい場所
戸田峠に着き、再び修善寺温泉経由で修善寺ICに向かいます。最後に、修善寺ICの2km先にある旭滝に寄りました。
- 旭滝: 水量は少なく迫力に欠けますが、落差が105mもあり、これほどアクセスが良く、間近に見れる100m超えの滝はそうありません。柱状節理の上を水が滑るように流れ落ちるこの滝は、伊豆半島ジオパークのジオサイトに指定されています。是非一度は立ち寄っていただきたい滝です。

ツーリングの計画にお役立ていただければ幸いです。













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