鉄工職人が開発した焚き火台が「2023年度グッドデザイン賞」を受賞!

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美しい外観とロジカルな構造を持ち合わせた、斬新な焚き火台

株式会社乗富鉄工所(福岡県柳川市)が開発した焚き火台「ヨコナガメッシュタキビダイ」が、「2023年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

2023年度グッドデザイン賞を受賞した「ヨコナガメッシュタキビダイ」

「ヨコナガメッシュタキビダイ」とは

ヨコナガメッシュタキビダイは、炎を見つめる凹字型メッシュの焚き火台です。

従来のメッシュ式焚火台はメッシュを広げて使うものでしたが、軽量・コンパクトである反面、風に弱く調理にも向かないという弱点がありました。そこでステンレスで構成したフレームにメッシュを引っ掛け、凹字型の燃焼スペースを形成する特許技術(特許7249692)で、メッシュ式焚火台の弱点を克服しました。

風の影響を受けにくい凹型の形状をしたヨコナガメッシュタキビダイ

ゴトクを使えば、重量のあるダッチオーブンを使った調理も可能。

炎の様子が見えるのは、その美しさだけでなく、常に火加減がわかる焚火調理のしやすさも魅力です。

ゴトクと組み合わせれば調理も可能

組立、片付けもとても簡単。30秒以内で完了します。

小さく畳むことができるため、収納にも困りません。

組立、片付けも簡単に

美しい外観と無駄のないタフでロジカルな構造。

ヨコナガメッシュタキビダイは使うたびによさがわかる、まさに職人品質の焚き火台です。

ヨコナガメッシュタキビダイは、リアルキャンパーでもある鉄工職人のアイデアによって生まれたものです。

乗富鉄工所では彼ら鉄工職人を「メタルクリエイター」と呼んでいます。

鉄工職人である「メタルクリエイター」

<既にあるものは作らない> ヨコナガメッシュタキビダイができたわけ

乗富鉄工所のメタルクリエイターには、必要な道具を残材でたやすく作ってしまうような創造力があります。ヨコナガメッシュタキビダイを開発できたのも、その創造力があったからこそ。

開発者(メタルクリエイター部1課 山田茂)のコメント

「既にあるものは作らない。他と同じものは作りたくない。ヨコナガメッシュタキビダイを開発したきっかけも、長方形の形をしたメッシュ式焚き火台で、炎を見ながら調理できるものが他になかったから。」

アウトドアブームで様々な焚火台が存在する中、殆どが既存製品の改良に留まっている状況を受け、「どの焚火台にも似ていない焚火台をつくる」ことを目標にヨコナガメッシュタキビダイの開発をスタートしました。

鉄工職人が中心となり外部デザイナーのディレクションを受けながら開発を進めることで、機能性と美観を両立させることができました。

株式会社乗富鉄工所について

乗富鉄工所は金属製品を製造する創業75年の鉄工所です。約3年前の乗富鉄工所では、主力事業である水門の発注が減る中で、職人の高齢化・集団辞職が続いていました。また、製造業の人気低迷により採用にも苦戦していました。そんな状況を脱却しようと始まったのが「ノリノリプロジェクト」です。ノリノリプロジェクトは、職人技を生かした自社商品を開発・販売することで職人の地位向上を目指すことを目的に始まりました。今では、地域の町工場・デザイナー・大学・行政などさまざまな方とコラボレーションしながら世の中にプロダクトを届けています。

▶ヨコナガメッシュタキビダイ仕様

【サイズ】W53cm×D18cm×H32cm(組立て時)、W50cm×D25cm×H5cm(収納時)

【重量】1.8kg 

【材質】本体・サイドバー・脚部:ステンレス(SUS304)、メッシュシート: ステンレス(SUS304)、ハトメ:アルミ製、収納袋:綿

 ※特許7249692

【価格】26,950円

【販売地域】国内・海外共通仕様

【取扱店舗一覧URL】 https://www.nori-pro.jp/shoplist/

【ECサイト】 https://noritetsu.thebase.in/categories/2877883

※福岡県柳川市のふるさと納税返礼品としても取り扱っていただいております。

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