■礼文島（ツーリングルート）

2022年8月15日

数多くの綺麗な景色に出会える島

訪れたライダーが絶賛する北の島、それが礼文島です。礼文島の魅力といいましたら、やはり綺麗な場所が多くて、そして北の離島ならではの雰囲気を味わえることでしょうか。北海道の、そして北の島ということでバイクで走れる期間は短いですが、是非、ツーリングをしてみたい島のひとつです。

礼文島の面積は約81平方キロメートルで、海岸線長が72ｋｍ。最高峰は高さ約490mの礼文岳になります。アクセスは稚内よりフェリーに乗って礼文島（香深港）まで約1時間50分。運賃は片道、3,070円。二輪車は125cc未満で3,610円、750cc未満で5,410円、750cc以上で7,180円になります。島の東部には道道40号線が海沿いに走っていますが、島の西部は道が切れていますため、基本的には香深港から上陸後、道道40号線をピストン往復して、島の北と南を巡るルーティングになります。

香深港でフェリーを下りて、道道40号線で南にも北にも行けますが、まずは近い南へと向かいます。香深港から道道で行ける南端の突き当りの知床駐車場までは約4km。とりあえず、道中にある（見過ごしてしまいがちなので要注意）島南端のカランナイ岬で最南端に来た感を味わい、帰路は知床漁港から陸側に入り北のカナリアパークに。

北のカナリアパークは洋上に利尻島の利尻山の好眺望が望める場所で、映画のロケで使用された建物が残されています。カフェもあり、ソフトクリームも食べられます。

再び道道40号線に入り、海沿いに来た道を北上します。上陸した香深港を過ぎ、礼文町役場の少し先に桃岩展望台へと向かう内陸の道（道道765号線）がありますの、そちらに入ります。途中で新桃岩トンネルに入る分岐点がありますが、まずはそのまま桃岩展望台へと向かいます。礼文町役場から3kmほど走りますと桃岩展望台駐車場に到着します。駐車場から少し歩きますと展望台があり、約360度の雄大なパノラマの景観を望むことができます。

再び来た道を戻り、今度は分岐路の新桃岩トンネルに入り、島の西側に出ます。そのまま北上しますと元地海岸、そしてメノウ浜に着きます。

メノウが採れることからメノウ浜というそうです。そして、その先は進入禁止のため近くまでは立ち寄れないのですが、高さ50mの地蔵岩の遠望を望むことができます。

そのまま、道を南下しますと、そちらには桃台猫台展望台があり、奇岩のある最果て的な絶景を望むことができます。

再び、新桃岩トンネルをくぐり東側に戻り、海の沿って道道40号線（れぶんアツモリロード）を北上します。ちなみに道中には、赤い鳥居越しに利尻富士を望める見内神社があります。また、その先の道道沿いに駒谷崎パーキングがあり、綺麗な海を望むことができます。

そのまましばらく海沿いに道道を走りますので、シーサイドランを堪能したいところです。島の北部に行きますと、道道40号線が内陸部方面にオフセットしますので、ここは道道４０号線を離れて海沿いを走ります。やがて、幌泊漁港を通り道道507号線となり、金田の岬を過ぎて道道大備海岸に。この辺りは町が開けていて、久種湖もあります。久種湖畔にはキャンプ場があるほか、道道の近くには展望台もあり久種湖を望むことができます。また、近くにはアザラシの見える場所もあります。

道道507号線を進みつつも、途中で南西に伸びる一般道に入り、ニシウヱントマリ港へと向かいます。ニシウヱントマリ港の脇に澄海岬展望台駐車場があり、そこから歩いて澄海岬（すかいみさき）に行けます。コバルトブルーの海が綺麗な入り江で、礼文島で是非、訪れたい場所のひとつです。ちなみに売店ではウニ丼やホタテを食べることができます。時間があれば、赤い鳥居が立つ近くの鉄府厳島神社に寄るのも良いかもしれません。