■志賀草津道路(ツーリングルート)

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信州でビーナスラインと人気を二分する絶景ロード

日本三大名泉の群馬県の草津温泉。この草津温泉と長野県の渋温泉とを結びます国道292号線の約41kmの区間が、志賀草津道路と呼ばれています。今回は、信州の人気ツーリングロードでもあります、この志賀草津道路を走るツーリングルートをご紹介したいと思います。

草津温泉 湯畑

関越自動車道の渋川伊香保ICを下りて、国道353号線バイパスに入ります。時間があれば、伊香保温泉から榛名湖経由で走るのもいいかもしれません。

榛名湖

国道353号線バイパスを走り、そのまま県道35号線に入り、岩櫃城跡のあたりで国道145号線に合流します。ちなみに、その先の少し山側に入ったところにあります密岩神社からは、岩山の岩櫃山の奇勝を見ることができます。

密岩神社より 岩櫃山を望む

そのまま国道145号線を進みますと、八ッ場ダムが見えてきます。

八ッ場ダム

国道からほど近いところに、やんば見放台という駐車場のある 八ッ場ダムの展望台がありますので、ちょっと立ち寄って見てはいかがでしょうか。

さて、国道145号線を進んで行き、長野原町役場のところで吾妻川を渡河して、白砂河川に沿って国道292号線を北上します。道中には、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています赤岩集落がありますので、ここは国道を離れて、集落内を走られることをお勧めします。水車小屋が撮影スポットです。

赤岩集落

赤岩集落から国道に入らず、少し脇道を走りますと、国鉄吾妻線太子支線太子駅跡があります。赤岩集落からすぐで、SNS映えする写真が撮れますので、立ち寄りお勧めです。

国鉄吾妻線太子支線太子駅跡

再び国道292号線に入り、北上してずっと進んで行きますと草津温泉街に入ります。街中は観光客や車で混んでいますので、湯畑あたりで記念撮影をして、来た事を記して街中を抜けていく方が良いかと思います、もし、湯に浸かられたいということであれば、広い西の河原露天風呂がお勧めです。

草津温泉 西の河原露天風呂

草津温泉より志賀草津道路(国道292号線)に入ります。但し、道中の白根山の噴火レベルが上がると、草津~万座間は通行止めや二輪通行禁止になったりする場合がありますので、事前にご確認を。

ここから、追い抜き不可ながら気持ちの良い林間のワインディングロードを走ります。やがて高度が上がり、周りの樹々もなくなり、抜けの良い好景観の道となります。道中には殺生河原や見晴台駐車場などがありますでの、気が向けば立ち寄っても見られるのもありかも、です。

志賀草津道路(殺生河原付近)

なお、お勧めは弓池と湯釜。湯釜は絶景地ですが、噴火警戒レベルによっては立ち入り禁止区域になり、近寄ることができない場合もあります。

湯釜

逆に弓池は訪ねやすい場所で、綺麗な池です。

弓池

弓池から志賀草津道路を少し進みますと、万座温泉方面へと向かいます県道466号線の分岐路があります。もし、時間があれば、片道約15kmのピストン路になりますが、万座温泉経由で上信スカイラインを走り、途中で県道112号線を南下して毛無峠に寄ってみるのもいいかもしれません。鉱山の跡地で、荒涼とした光景を望むことができます。

毛無峠

ちなみに、群馬県と長野県に県境にあります毛無峠から群馬県側は立ち入り禁止で、ここに、「群馬県。この先危険~」の看板があります。

毛無峠にある看板

さて、志賀草津道路(国道292号線)を北上していきますと、やがて、ダブルヘアピン路があり、その道中の駐車場(渋峠南側展望駐車場)から志賀草津道路と白根山の好眺望を望めます。

志賀草津道路

渋峠南側展望駐車場から少し走りますと、2,172mの日本国道最高地点碑があり、ここから白根山や草津の絶景を望むことができます。

日本国道最高地点碑
白根山や草津の景色

再び、志賀草津道路を走って行きますと、やがて、群馬県と長野県の県境にあります渋峠に到着します。ここには、渋峠ホテルがあり、 同ホテルで日本国道最高地点到達証明書を購入することができます。

渋峠ホテル

なお、渋峠ホテルを過ぎて一つ目のスノーシェードを抜けてすぐの左側に駐車場があり、そこからも綺麗な山景を望むことができます。幾つかスノーシェードを通りますと、横手山スカイレーター乗り場があり(Pあり)、スカイレーターとロープウェイを乗り継いで2,307mの横手山山頂に行くことができます。

横手山から見る志賀草津道路

横手山山頂の横手山頂ヒュッテにはベーカリーが併設されていて、美味しいパンを食べることができます。

さて、横手山の駐車場から志賀草津道路を進んで行きますと、大きなヘアピンがあり、そのヘアピン先の駐車スペースからも綺麗な山景を望むことができます。そのまま志賀草津道路を走って行きます。渋峠からこのあたりの区間が志賀草津道路のハイライト区間と言ってもいいかもしれません。やがて、熊の湯スキー場を過ぎて、木戸池に着。

木戸池

この先、田ノ原湿原や三角池、上の小池など、普通に走ると通り過ぎてしまうような湿原や小池が続いてあります。志賀草津道路沿いにあるので、せっかくなら、バイクで移動しながらのんびり散策されて見られるのもいいかもしれません。

田ノ原湿原

そして、志賀高原の中心地とも言えます蓮池に到着。この蓮池から、湯田中温泉へと抜ける志賀草津道路と、一ノ瀬や奥志賀を通り野沢温泉へと抜ける県道471号線(県道502号線)とに分岐します。奥志賀の方へ行く県道は奥志賀林道(舗装林道)とも呼ばれ、爽快な走りを楽しめるワインディングロードが続きます。但し、野沢温泉までの約40kmの区間にガソリンスタンドや売店など一切ないため、ご注意を。

蓮池

さて、蓮池から国道292号線を西上し、丸池やサンバレーなどのスキー場などを過ぎてヘアピン路に。

丸池

ヘアピン路の途中に落差107mの澗満滝の遠望を望める展望台があります。

澗満滝展望台

国道292号線は山道から平坦路に変わり、上林温泉に到着。その先に沓野温泉、そして雰囲気の良い渋温泉があります。あの湯宿が出てきますジブリアニメの湯場のモデルと言われています老舗旅館の金具屋などがあり、ちょっと立ち寄ってぷらっと温泉街を散策していきたい場所です。

渋温泉街
金具屋

ちなみに、渋温泉から横湯川沿いに東に向かいますと、野猿が温泉に浸かっていることで有名な地獄谷野猿公苑があります。

地獄谷野猿公苑

沓野温泉から国道292号線で西へと向かいますと、開湯1350年を越える湯田中温泉に到着します。ここまでが志賀草津道路の区間となります。

湯田中温泉を後にして国道292号線を進みますと道中に「道の駅 北信州やまのうち」がありますので、休息するのもいいかもしれません。そして、そのまま国道292号線を走りますと中野市街に入り、信州中野ICから上信越自動車道に乗ることができます。

総走行距離~約125km

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