■日南（ツーリングルート）

2021年12月17日2022年1月24日

南国感を満喫できるシーサイドロード

フェニックス並木が続く日南海岸の好景観から野生馬が放牧されている都井岬を通り南国感を満喫できる、シーサイドのツーリングルートです。青くて綺麗な海が見える海岸が多く点在していて各所をご紹介していますが、雰囲気的には似たり寄ったりの部分もありますため、事前に立ち寄りたい浜を確認しておいた方が良いかもしれません。また、城跡好きの方には伊東氏の飫肥城や、鹿児島県の志布志城（内城）などもご紹介していますが、ご興味のない方はスルーされてお良いかと存じます。

総走行距離～約140m

東九州自動車道の清武南IC、もしくは宮崎ICをを下りて、加江田渓谷へと向かいます。

加江田渓谷は、山全体が国の天然記念物に指定されています双石山（ぼろいしやま）から流れる加江田川沿いに約8kmにわたって続く清涼感のある渓谷です。そして加江田渓谷から、東に向かい海沿いを走ります国道20号線にでて南下します。すぐに綺麗な青島海浜があり、青島に到着します。

弥生橋を渡り、干潮時には鬼の洗濯板を見ながら青島に渡れます。島内には綺麗な砂浜や青島神社があり、１周10分～15分ほどで島を周れます。

青島を後にして県道377号線から国道220号線に入り、すぐに海沿いに分かれる県道377号線に再び入りますと、堀切峠があります。

堀切峠は波状の隆起海床と太平洋の好景観が望める景観地で、日南海岸に打ちつける白い波がとてもきれいに見える場所です。また、その先には道の駅フェニックスがあり、展望ウッドデッキからも綺麗な日南海岸の眺望を望むことができます。

そのまま県道377号線を走りますと再び国道220号線に合流しますので、国道を海沿いに南下します。なお、国道220号線沿いには地物の海産物を食せる食堂が点在していますので、ぷらっと立ち寄ってみるのもいいかもしれません。また、国道沿いにありますいるか岬では、太平洋の大海原を眼前に望むことができます。

しばらく国道220号線を南下して行きますと、日南海岸のシンボルのひとつでもありますモアイ像がサンメッセ日南内にあります。

イースター島にあるモアイ像のレプリカで迫力がありますが、見学するには入場料800円かかります。そして、その先で海岸線沿いの県道433号線を進んで行きますと鵜戸神宮に着きます。

鵜戸神宮は断崖の大きな洞窟内に本殿のある珍しい神社で、石段を下りて参拝します。運玉投げという5個で100円の運玉を、遠いところにある石のくぼみに入れると願うが叶うと言われていますが、これがなかなか入らない…ので、意地になって無理しないよう。

再び国道220号線を南下して行きますと途中道沿いに小吹井パーキング第2があり、のんびりと海を望むことができます。そのまま国道を走りますと、やがて広瀬川を渡り日南市街に入ります。ここで、もし戦国好きの方でしたら立ち寄りたいのが飫肥城跡です。

飫肥城は伊東氏の居城として、江戸時代は飫肥藩の藩庁として栄えました。強力な島津氏のすぐそばで伊東氏が長く対峙したというのも凄いですし、この地において関ケ原の戦い時に徳川家康の東軍について（島津氏が西軍だったということもありますが）５万1千石もの領土を安堵されたというのも凄いことです。飫肥城の見どころは本丸で、苔の絨毯の上に広がる杉林がとても素晴らしいですし、鯉が泳ぐ城下町もあります。ちなみに国道220号線から外れて日南市街とは逆に海の方に向かいますと、梅ヶ浜というサーフスポットの沖にライオン岩と亀岩という見方によっては似ている岩があり、油津港の近くには油津赤レンガ館があります。また、広島カープがキャンプを行う天福球場もあります。

さて、油津の港町を後にして国道220号線を南下して行きますと、大堂津海水浴場があり沖の大島が綺麗に見えます。また、近くの高台にあります南郷城跡からは大堂津の美しい景観を望むことができます。

その先に、海鮮料理店が人気の港の駅めいつがありますので、食事時でしたら是非とも立ち寄りたい場所です。そして国道220号線を走って行きますと、JR南郷駅の前で国道448号線に入ります。やがて、道の駅なんごうに着き、道の駅の反対側には茶碗山展望台があります。道の駅の先には人間魚雷回天訓練の地碑があります。そのまま国道448号線を走って行きますと、好景観の石波海岸い到着します。また、海岸の近くの高台には幸島公園の展望台があります。