今までのトライアンフのライアンナップとは違うニューカマーで登場しましたトライデント660。まずは驚くべきはその価格で、輸入車ながら979,000円というプライスに驚きです。
しかし、まったくリーズナブルさを感じることの無いクオリティの高さに驚きです。もちろん、価格から鑑みて豪華な装備が付いている訳ではないのですが、逆にそれが筋肉質感を際立たせており、まさに自在に操るためのストリートファイターバイク感を際立たせています。
とはいえ、ライディングモード、トライアンフシフトアシスト、スリップアシストクラッチ、プリロード調整式リアサスペンション、LEDライトを装備は大変充実しています。
メーターもTFTカラー液晶ディスプレイで、ストリートファイターらすく走りをそそる丸型ながら、いろいろな機能を一目で見やすく、しかもMy Triumphコネクティビティシステムをも装備しています。
エンジンは、トライアンフならではの水冷並列3気筒DOHC12バルブ660ccで、81PSの最高出力と64Nmの最大トルクを発生致します。
シートは前が絞られている上にシート高が805mmとあって、とても足付きが良く、アップハンドルのポジションとともに取り回しで心配になることは全くありません。しかも車重も190kgと軽く、燃料タンクも14Lあります。
走りだすと、まさしくストリートファイターのそれで、小柄の車体と若干幅広なハンドルを使って、バイクがくるくると回り、またフロントが簡単に切れ込むのでカーブがとても曲がりやすく、見通しもいいので市街地はもちろん、ワインデイングも楽しそうです。まさにエクストリームにもってこいのバイクの感じがいたしました。
また、試乗した同カラーリングのモデルは、黒地にタンクにユニオンジャックを模したトライアンフのロゴがドンとペイントされていて格好いいです。但し、ツーリング的にはスクリーンやリアキャリアなど、このデザインを逸しないような利便性の高いオプションを望みたいところです。
国産バイク並みの価格設定ながら、輸入車ブランド感を手にしつつ、はしりを楽しめるバイク。是非、国産、輸入車問わず、ストリートファイター系、もしくは同価格帯で車両の購入を検討されているようでしたら、一度、試乗をされてみられることをお勧めしたバイクです。
■TRIDENT 660
\979,000
全幅:795mm 全高:1,089mm ホイールベース:1,401mm シート高:805mm 乾燥重量:189kg 乗車定員:2名 エンジン種類:水冷ＤOHC並列3気筒12バルブ 総排気量660cc 圧縮比:11.95 最高出力(kW[PS]/rpm):60kW(81PS)/10,250 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):64Nm( )/6,250 燃料タンク容量:14L 駆動方式:チェーンドライブ 変速機形式:6速 タイヤ（前）:120/70 R17 タイヤ(後）:180/55 R17 ブレーキ（前）:310mmダブルディスク ブレーキ（後）:255mmシングルディスク
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