■中房総(ツーリングルート)

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海と滝と、川回しの洞

房総半島のツーリングといいますと、房総フラワーラインがあります南房総と、外房の九十九里海岸が人気ですが、昨今、亀岩の洞窟(濃溝の滝)や二階建てトンネルなどのスポットで人気が出ています中房総エリア。海&房総スカイラインのワインディングを楽しめます、房総半島のお勧めツーリングエリアです。

亀岩の洞窟(濃溝の滝)

総走行距離:約140km

東金九十九里有料道路から九十九里有料道路に入り、そのまま外房を南下致します。九十九里有料道路は、左に九十九里越しの太平洋を望みながら走れる爽快路ですが、海水浴場に行くには、有料道路を下りなければならないので、せっかくなので、ここは下りずにまっすぐ終点まで走り切ってしまいます。

九十九里有料道路

そして、九十九里有料道路が終わりすぐ左折して九十九里ビーチラインに入りますと、一宮海水浴場があります。この辺りはサーフィンのメッカで、道沿いにはお洒落なサーフショップやカフェが並んでいて雰囲気のいい場所です。走っていても楽しいエリアです。ちなみにこの先に釣ヶ崎海岸という砂浜があり、オリンピックのサーフィン会場になるぐらいの場所ですが、海に向かって鳥居があり、風情を感じられます。

2.釣ヶ崎海岸

そのまま進みますと、国道128号線に合流。途中に夫婦岩(雀島)へと向かう海沿いの道がありますので、そちらに向かいます。やがて、海上から突き出た岩が見えてきます。夫婦岩です。

B.夫婦岩(雀島)

いきなり目の前に二つの岩が聳え立っている景観はかなり迫力があります。しかも、としんからほど近い場所にあるのも驚きです。立ち寄りお勧めの場所です。

そして、続いて南にあります、太東埼灯台、そして、太東岬に。両場所はぐるっと迂回していかなければならないですが、両場所とも景観がよく、いすみ市の海岸線を望めます。

C.太東岬

さて、国道128号線、通称、外房黒潮ラインに入ってそのまま南下。ちなみに、途中で海沿いに行く道に抜けますと、ママ岬や釣師海岸などで波打ち際の断崖絶壁を見ることが出来ます。

そのまま国道には戻らず、突き当りの道を左折して、再び海の方に向かいます。その道中にあります、ドン・ロドリゴ上陸の地とメキシコ記念塔は両方とも外房の荒々しい景観が望めます。特に、メキシコ記念塔の方は、史跡でその歴史を知るだに目の前に広がる太平洋の海原と見ながら、感慨深くなります。

D.メキシコ記念塔

メキシコ記念塔~1609年に、岩和田海岸(現田尻浜)でドン・ロドリゴ総督を乗せたイスパニア(スペイン)船が沈没した際に、岩和田の人々が力を合わせて救出。村の人々たちは貧しかったにも関わらず食べ物を分け与えました。そんなことから日本とメキシコとスペインと三国の交通が始まり、それを記念して1928年に建てられた塔です。

そして、しばらく走りますと、御宿に着きます。ここは海沿いの月の沙漠通りを走って、是非、月の沙漠記念像と一緒に記念撮影を撮りたいところです。砂浜を少し歩いた先にあります、ONJUKUモニュメントもインスタ映えしそうな撮影ポイントです。

E.月の沙漠記念像

御宿の漁港を通り過ぎて、再び国道128号線(外房黒潮ライン)に入り、南下します。道中の途中には、国道からそれて、ひな祭りで有名な遠見岬神社やお万の方の物語が伝わる勝浦城跡(八幡岬公園)、めがね岩がある尾名浦や砂浜に白い鳥居がある鵜原海岸、鵜原理想郷などみどころが多くありますので、時間と相談して立ち寄られて見られてはいかがでしょうか。

ちなみに立ち寄りやすくてお勧めなのが守谷海水浴場。海も綺麗で、海蝕洞窟もあって楽しめる場所です。

7.守谷海水浴場

そして、少し遠回りにはなりますが、ちょっとニッチな行川アイランドの廃墟跡を横目で見つつ、2つ目ノトンネルの手前を海沿いの小路に左折して入りますと、景勝地のおせんころがしの断崖絶壁を見ることが出来ます。そして、少し狭いですがそのまま海沿いの旧道を抜けると、日蓮大聖人の生誕の地といわれています誕生寺に着きますので、ゼ保、ご参拝されてみてはいかがでしょうか(誕生寺の少し先の海沿いに小弁天という景勝地があり、人気も少なくてお勧めです)。

F.誕生寺

誕生寺~日蓮の生家跡に建てられたお寺で、日蓮宗の大本山になります。

再び国道128号線を右折してきた方向に戻りつつ、トンネルを潜ってすぐに県道82号線を左折します。しばらく県道82号線を走って、県道177号線に、そして、県道178号線に入ります。そのまま養老川沿いに県道178号線を走りますと、房総半島随一の滝の粟又の滝に到着します。

G.粟又の滝

粟又の滝~落差30m、幅30mの滝で、長さ約100mに渡り岩肌を流れる房総半島随一の滝です。

粟又の滝は岩の上を滑り落ちる渓流滝のたえ、滝横にあります遊歩道から間近に滝を見ることが出来ます。もしくは少し先に行ったカーブのところにあります滝展望台の駐車場から、滝全体を見ることが出来ます。

そのまま養老川沿いの県道178号線を走り、国道465号線を超え、養老渓谷に。特に、弘文洞跡へ向かう道中にあります素掘り二層式トンネル の向山・共栄トンネルは立ち寄りお勧めですが、もちろんトンネル内は駐停車禁止のため、撮影にはご注意を。日本一遅い紅葉地とも言われ、12月初旬には養老渓谷の周囲は赤く染まります。

H.向山・共栄トンネル

向山・共栄トンネル~大多喜町にありますトンネルで、上部にもう一つ出口のあるトンネルです。当初は上の穴が出口だったのですが、トンネルの掘り直しが行われた際に下に新たな出口が出来て、上の穴がそのままになったことから二階建てのトンネルになりました。

再び国道465号線に戻り、同国道465号線(清澄養老ライン)を走って、亀岩の洞窟に。大型の駐車場もありアクセスは至便で、同地を代表するハート型の光の光景は、時期限定の早朝にしか見れないため、普通に訪ねても見れませんが、それでも房総特有の川回しという穴から流れる川は、風情があっていい感じです。

I.亀岩の洞窟

亀岩の洞窟~濃溝の滝として知られてますが、正式名称は亀岩の洞窟で、濃溝の滝は洞窟から50mほど下流にある滝のことになります。大きく迂回して流れていた滝を、房総半島で多く見られます川回しをするために人工的に彫られた洞窟で、川の経路を短縮させています。SNSで有名になりましたハート型の光は3月と9月の早朝にのみ見ることが出来ます。

亀岩の洞窟まで来た道を少し戻り、房総スカイラインに入ります。

追い越し不可の二車線の道ですが、中房総の中では爽快な走りが楽しめる場所で、道中にはくっきりと見える地層も眺められて、気分が高まる道です。多大、車通りも多いので脇見をされないよう走行にはご注意を。

房総スカイライン

そして、そのまま県道92号線に直結し、君津ICから館山自動車道に入ることが出来ます。

実走ガイド

中房総(スズキSV650 ABS)

千葉の絶景を巡る旅その1(スズキGSX250R)

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