
水冷4ストローク単気筒398ccのエンジンを搭載するKTM390DUKE。最高出力は45psを発生します。

車体は125ccじゃないかというくらいにコンパクトです。

車重が165kg(燃料なし)と軽いということもあり、アクセルを回したときにクワッと加速するのがとても楽しいです。そして、視界も良くてタイヤも細めのせいか車体もクルクルと回るので、コーナーリングが楽しいです。ジムカーナにうってつけのバイクじゃないか、とさえ思いました。

サスペンションも前後WPでスポーティなセッティングで、自ら体を動かしながら、スポーティな走りが楽しめます。しかも、車格がコンパクトなので、市街地走行も楽です。

マフラーは腹下にありますが、排気音は重厚ではなくてカタカタカタという感じです。ただし、単気筒らしく車体が微かに揺れて、鼓動感が味わえます。アクセルを回して6千回を超えると、音が高くなってきてやる気にさせてくれます。

シート高は820mmでシート幅も広めなのですが、そこそこサスが沈むのと車体が軽いので、足付き性は悪くないです。但し、シートが硬めでメインシートの後ろの方がプラスチックの枠があり、お尻を後ろの方に下げるとシートが一部無くなり違和感を感じます。長距離走行は辛いかもしれません。タンデムシートも細身で座りづらそうな感じです。タンデムシートはあくまで緊急用ということで、このバイクはやはり一人で走りを楽しむのが似合っているバイクだと思います。

エンジン自体は車体が軽いこともありダッシュ力はあるのですが、アクセルを開けた時にはそこまで鋭い加速(ダッシュ力)はないのですが、5〜6千回転くらいからグングンと加速していく様は楽しいです。ただ、6500回転を過ぎたあたりからオーバーレブの警告なのか、ディスプレイがオレンジ色になるので、ちょっと気後れしてしまいます。これから加速を楽しむ(レッドゾーンは1万回転から)という時に、ディスプレイがパッとオレンジ色に変わるので、別に気にせずにそのままアクセルを回し続ければいいのですが、ちょっと出鼻をくじかれた感じになります。

全体的にプラスチック(FRP)感が高く、それは軽量化ということでレースで活躍するKTMらしいといえばKTMらしいのですが、外国車ながら質感や所有感は少ないです。

ハンドル周りもシンプルです。質感は薄いですが、とても走りやすいです。また、走っている時に、異形のヘッドライトの光がディスプレイ越しに見えるは、なんか格好よかったです。

装備的には、ライディングモードやスロットルを全開にし続けても7千回転をキープし続けて、クラッチをつなげた瞬間に鋭い発進加速を体感できるローンチコントロール。スマートフォンろ接続可能なTFTディプスレイなどが装備され、左グリップにある視覚的に分かりやすいスイッチでディスプレイを見ながら各セッティングを行うことができます。


タイヤはミシュランのパワー6を標準装備。このタイヤのチョイスからしてもスポーツを楽しむバイクであることは間違いありません。

また、昆虫顔が過激になってきて好き嫌い分かれそうな昨今のKTMのフェイスの中ではまだおとなしめのフェイスながら、KTM感を味わえます。


390DUKEのキャッチコピー?は「THE CORNER ROCKET」ですが、どちらかといいますと、「STREET ROCKET」という感じで、そのコンパクトは車格と取り回しの良さとダッシュ力のあるエンジンとストリート自由自在に走り回れる感じのバイクです。

価格は829,000円。個人的には単気筒390ccバイクとしてはちょっと高く感じてしまいますが、昨今の円安であれば致し方ないのかもしれません。ただ、現在(2026年6月)KTM JapanのHPから250ccや125ccが無くなってしまったのが残念。復活するかもしれませんが、車検のない250ccや原付2種免許で乗れる125ccが外国車のKTMにあったのは単気筒のDUKEを楽しむのにはよかったと思います。もちろん、390ccであれば普通二輪免許で乗れるというメリットがありますが、それなら2気筒でヤマハのYZF-R3(726,000円)などもあります。

とはいえ、普通免許で398.7ccもの単気筒エンジンを味わえるのも他にはなかなかないですから、やはりKTMのアイディンティティともいえるこのデザインが好きであれば、現状、DUKEの250ccや125ccのラインナップが無い中で、これ一択のバイクかと思います。

KTM390DUKEのここが◯
- 単気筒398.7c cのパンチ力
- 軽くて小回りがしやすい
- 普通二輪免許で乗れるKTM
KTM390DUKEのここが△
- 外国車ながら質感が薄い
- 6500回転でディスプレイがオレンジ色に点灯
- 排気音がイマイチ













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