アウトドア調理の可能性を大きく広げる！メッシュ式のフライパン”メッシュパン”が「2024年度グッドデザイン賞」を受賞

2024年10月22日

水門メーカー発のアウトドアブランド”ノリノリライフ”が、ヨコナガメッシュタキビダイに続き2年連続でグッドデザイン賞を受賞

株式会社乗富鉄工所(福岡県柳川市)が開発した「メッシュパン」が、「2024年度グッドデザイン賞」（主催：公益財団法人日本デザイン振興会）を受賞しました。乗富鉄工所は「ヨコナガメッシュタキビダイ」で2023年度グッドデザイン賞を受賞しており、今年で2年連続の受賞となります。

●受賞ギャラリー

https://x.gd/evNGB

メッシュパンとは

「このアイテムさえあれば、アウトドア調理の可能性は大きく広がる」

メッシュパンは、そんなあったらいいなを提供するこれまでにないプロダクトです。

①直火調理の欠点を克服

お肉や野菜はもちろん、目の細かなメッシュを使う事で、網では不可能だった麺類やお米なども直火で調理することが可能になりました。余分な脂は落ちるので、料理が非常にヘルシーな仕上がりになります。また、取っ手がついているため、火加減を見ながら上手く調理することができます。

②藁焼き、燻製も可能

高温で一気に焼き上げることができる藁焼き。メッシュパンで藁焼きをすれば、料理に藁の香りをつけながら食材の旨味を引き出すことができます。スモークチップがあれば燻製も可能です。お持ちのメスティンやスキレットにスモークチップを乗せ、その上にメッシュパンを被せると土台が完成します。あとは好きな食材をのせて蓋するだけ。燻製独特の風味や香りが付き、シンプルな食材でも料理の質がグンと上がります。

③メッシュ部分は取り外し可能で、お手入れも簡単

メッシュ部分は取り外しが可能なため、長期の使用で破けた際には別売りのメッシュシートと交換ができます。お手入れは、硬めのスポンジやたわしに洗剤をつけてゴシゴシ擦るだけ。メッシュ面がフラットなので洗いやすいのがポイントです。メッシュシートには、”SUS304″のステンレスを採用しました。メッシュの耐久試験において、250時間を記録したヨコナガメッシュタキビダイと同じ線径のメッシュを使用しております。

※メッシュシートには耐久性に優れる素材を使用していますが、長期の使用で破けることがあります。破れが生じた場合は、メッシュパン交換用メッシュ(別売)をご利用ください。

2024年度グッドデザイン賞審査コメント

グッドデザイン賞の審査員からは以下のコメントをいただきました。

「細かいメッシュは直火のメリットを最大限に引き出しており、これまで実現できなかった多くの食材の調理を可能にしている。調理の幅を大いに広げる、画期的なプロダクトだ。」

メッシュパンの開発秘話

乗富鉄工所は創業76年の水門メーカーです。乗富鉄工所発のアウトドアブランド”ノリノリライフ”では、地域の町工場・デザイナー・大学などさまざまな方とコラボレーションしながら、熱や錆に強いステンレスの特性を生かしたプロダクトを世の中に届けています。そんなノリノリライフならではの”焚き火をもっと楽しむための調理器具”として、メッシュパンの開発はスタートしました。鋳物鉄板やステンレス鋼板など様々なものを試す中で、ノリノリライフの人気商品「ヨコナガメッシュタキビダイ」に使用しているメッシュで肉を焼いてみると、余分な脂がぽたぽたと落ち、非常にヘルシーになることがわかりました。それからは取手をつけることで直火調理での火加減調節を可能にすることや、メッシュを交換式にしてエコに長期間使用できるようにすることなど仕様を固め、ノリノリライフのプロダクトデザイナー関光卓氏(GateLightDesign)と一緒に、約2年間かけて試作・試験を繰り返し開発しました。