初日の出!ではなく、普通の日の出を見に行く!
バイク漫画の「ばくおん!!」。その中で、今回、第28話に掲載された千葉県の銚子に行ってきました(ちなみに、次々話の第30話の表紙はGSR250でした)。
原作では、初詣の後に仲間たちで初日の出を見に犬吠埼に行きましたが、こちらでは既に2月中旬となってしまっていたため初日の出は諦めて、普通の日の出を見に行くことにしました。とはいえ、犬吠埼で日の出を見るとなると、かなり早い時間に都内を出なければなりません。冬場の早朝(というか夜?)出発はツラいです。
都内発でのツーリング的には、東関道~佐原~銚子~銚子連絡道路の周遊ルートがお勧めです。また、食事は銚子港にあるウオッセ21が便利です。ただし、早朝の港内道路ではカモメの襲撃を会いやすいので要注意を。
「ばくおん!!」原作をトレースするために、東関道・佐原香取ICから犬吠埼へと向かいました。という、ナビでも案内されない遠回りルートを選択。しかも、当たり前ですが、寒い! 原作では、主人公の電熱インナーとバイクの電熱グリップがヒューズが切れて効かなくなってしまい、主人公が寒さに苦しむというシチュエーションでしたが、2月中旬でも高速走行はヤバいくらいに寒く辛いのに(当方、電装系装備なし。オーバーパンツが破れていたため、ウォームインナーとアンダータイツのみ着用)、主人公は元旦にこの状態で、しかもスパッツで走行するという根性の入り方。こりゃ、負けられません!
原作では、寒さと疲れでヘトヘトとなって犬吠埼に着いた主人公に、友人が「人の倍、苦しむから倍苦(バイク)っていうんだ」と話すくだりがありますが、まさにその通りだなと思いながら、高速を降りてから下道を40数キロ、まだ見ぬ犬吠埼の日の出をイメージしつつ、暗闇の中を止まらずに走り続けました。止まったら、なんか心が折れそうな気がしたものですから…。
そして、やっと犬吠埼に到着! 平日だというのに、車やバイクがちらほら止まっていて、意外な観光地感に驚いている中、午前6時過ぎに、本日、日本一早い日の出を拝みました(※離島、山頂などを除く)。いやー、これ、思っていた以上にかなり感動モンでした。丸く真っ赤な太陽が、東の洋上から顔を出して徐々に昇っていく様は、照らされた雲の模様と共に神々しく、そして、地球ってちゃんと回っているんだなぁ~と、改めて認識するには十分な光景でした。
犬吠埼灯台を歩いてぐるっと回った後、銚子電鉄犬吠駅の売店が開くまでの時間、君ヶ浜しおさい公園、早朝の銚子漁港、名勝の屏風ヶ浦、地球の丸く見える丘展望台、外川駅などを巡り、ころあいを見計らって犬吠駅に行きました。
風情がある、銚子電鉄の外川駅。フォトジェニックな駅です。
銚子電鉄の犬吠駅で「ぬれ煎餅アイス」を食べて、今回の「ばくおん!!~第28話をトレースするツーリングは終了。
早朝出発だったので、まだ時間がたっぷりありましたので九十九里や佐原などに寄ってもよかったのですが、眠くて寒さで疲れたので帰りました。
しかし、銚子ってツーリングスポットとしていいところですね。改めて発見しました。風光明媚ですし、銚子電鉄は風情があるし、海産物は美味しいし、立ち寄り温泉もありますし、高速のICから遠い(※当時)のが難点ですが、逆に東京都に隣接している千葉県内ながら、がっつり走って来た感が得られます。
そして、犬吠埼から見る日の出をお勧めです。海といい、ぬれ煎餅アイスといい、来るなら夏!がいいですかね。
「ばくおん!!」の主人公曰く、人の倍「おーっ!」って言うから、オートバイなんだそうですし、ねっ。
コメント