※ロマンティック街道1から続く。
暮坂峠~吹割の滝~丸沼区間
さて、ここから県道55号、国道145を経て日光方面に向かいます。
まず、名所として目に付くのは暮坂峠です。峠の前にある“そば処くれさか”で、「暮坂峠って道沿いですか?」と聞いたところ、「マントを着た人がいるからすぐ分かるよ」とのこと。マント?大道芸人がいるのか?そんな格好をしている人が売店でもやっているのかな?と思って行きましたら、いらっしゃいました。歌人若山牧水氏の銅像でしたね。しかし、氏はこのようなマントを羽織って日本を旅をしていたかと思うと…。
その後、沢渡温泉共同浴場経由で、まさにロマンチック街道の代名詞とも言えるロックハート城[ロマンチック度★★★]に立ち寄り、沼田市街を抜け国道120号線で吹割の滝に。
以前は駐車場への客引きが熾烈な場所でありましたが、無料駐車場が充実してきてバイクは止めやすくなりました。今回、滝に近い農産物直売所情報センター 滝の駅・吹割にバイクを駐車。もちろん売店でジュースを買わせて頂きました。
“日本のナイアガラ”と称するのはかなりおこがましいですが、それでも滝の近くまで行けて、迫力を味わえるお薦めの立ち寄りスポット。滝への道中に立ち並ぶ風情ある地元売店の品物も興味をそそられます。
そして、そのまま国道120号線を走り、薬師の湯を通り、丸沼、菅沼と眺めながら金精峠(トンネル)を超えると、もう日光です。
日光区間
群馬県と栃木県の境でもあります金精峠を越えると、中禅寺湖の遠望が見え、日光に入ります。
日光に名所は数多くありますが、比較的バイクで立ち寄りやすいお勧めの名所は。奥日光名瀑三滝の華厳の滝、竜頭の滝、湯滝です。
竜頭ノ滝と湯滝は駐車場から歩いてすぐですが、日本三大名瀑にも数えられる華厳の滝は、有料エレベーターに乗って観瀑台まで行く必要があり時間とお金がかかりますが、余裕があれば是非見に行かれることをお薦めします。その迫力に圧倒されます。ちなみに、上の画像の明智平は、残念ながら下りの第一いろは坂からは(中禅寺湖側からは)行けませんのでご注意を。
ちなみに、湯滝から竜頭の滝へと向かう途中に、戦場ヶ原という高層湿原があります。バイクでは走り抜けてしまいがちですが、時間があれば大型駐車場の三本松駐車場にバイクを停めて、道を渡るとすぐに戦場ヶ原展望台がありますので、立ち寄られることをお勧め致します。
そして、華厳の滝の駐車場を過ぎると、下りのヘアピンが続く第一いろは坂を下ります。下りヘアピンの連続で車も多い一車線路のためあまり走りは楽しめませんが、秋は眼下や周囲に紅葉を愛でることが出来ます。
そして、第一いろは坂を降り、しばらく走りますと、世界遺産の日光東照宮や二荒山神社などがある観光地に到着。そして、日光駅辺りから続き日光杉並木を走り杉並木がある国道119号線と並行して走る有料の日光宇都宮道路に入り、東北自動車道から帰路に着きました。
さて、長距離にわたり日本ロマンチック街道を走りましたが、やはり本家のロマンチック街道のように歴史的な古城や中世都心が点在しているという訳ではありませんが、日本ならではの社寺や石碑、温泉、自然を見て楽しむ事ができました。日本っぽく“浪漫街道”とか付けてくれたら、らしかったんですけど、ね。
ちなみに、大阪にも豊中ロマンチック街道なるものがあるようです。今度はそちらをツーリングしてみようかなぁ。ただ、かなり限られたエリアではあるようですけど…。
◇奇岩/岩山
ツーリングやドライブ、列車の車窓から外を眺めていて、突然現れる荒々しい岩肌や岩山、奇岩って、思わず見ほれちゃいますよね…えっ、僕だけ?下記は、今回の日本ロマンチック街道を走って、目を奪われた奇岩/岩山です。行ってみれば感動しますよ…きっと。
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