日本からは、日田(大分)、富士宮(静岡)、嬉野(佐賀)など、8つの旅行先がトップ10に選ばれる
「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に、多種多様な宿泊施設や旅ナカ体験、旅行中のシームレスな移動手段を提供する世界最大級の宿泊予約サイト Booking.com は、アジア太平洋地域(以下、APAC)の旅行者によるBooking.comの検索データ*をもとに、APAC旅行者が注目する最新の旅行先(海外)10選を発表いたします。
ブッキング・ドットコムが実施した「2024年の旅行に関する調査」**の結果から導き出した2024年の7つの旅行トレンド予測によると、今年の旅行トレンドの1つとして、事前に綿密な計画を立てる旅行スタイルではなく、「偶然に導かれる、発見に満ちた旅」が流行すると予想されています。日々の喧騒の中で、旅行者は旅を通じて、これまで行ったことのない未知の世界を探索してみたいと考えており、「到着するまで目的地さえも知らされない、サプライズトリップを予約してみたい」と考えるAPACの旅行者は半数以上(55%)にものぼります。
そこで、ブッキング・ドットコムでは、APACの旅行者にまだあまり知れ渡っていない海外旅行先について、2023年1月から9月までの検索データを調査しました。その結果、検索数が前年比で大きく増加した目的地トップ10のうち、日本の市区町村が8ヵ所選ばれました。また今回の調査では、とくに九州地方の人気が高まっていることがうかがえます。
ブッキング・ドットコムの西日本地区エリアマネージャーの高木浩子は、次のように述べています。
「今回の調査では、APACの旅行者が注目する最新のデスティネーションとして、日本の多くの市区町村がトップ10にランクインしました。これは、昨年4月末に日本政府が新型コロナウイルス感染症に伴う水際対策を終了し、海外旅行客の受け入れが本格化したことも影響していると思いますが、APACの旅行者の多くが、日本の主要都市だけでなく、地方エリアにも非常に高い関心を示していることも確かだといえるでしょう。
とくに今回のランキングでは、九州地方の高い人気がうかがえる結果となりました。例えば、3位にランクインした大分県日田市は、江戸幕府の直轄地『天領』の一つとして栄えた豆田町の伝統的な街並みなどが有名ですが、昨年8月に世界的な人気漫画『進撃の巨人』のミュージアムの別館がオープンしたこともインバウンド客の増加につながっていると思われます。 また、佐賀アリーナができた佐賀市や嬉野温泉のある佐賀県嬉野市は、2022年に西九州新幹線が開業したことで、福岡からのアクセスが大幅に向上したことがインバウンド客増加の一因といえるでしょう。このように、それぞれの地域の持つ豊かな風土やカルチャーに加えて、新たな観光スポットの誕生やアクセスの向上により、日本の地方エリアの観光には多くの可能性があると考えています。
ブッキング・ドットコムでは、APACの旅行者の皆さまがブッキング・ドットコムを通じて、より良い海外旅行体験を提供できるよう、引き続き尽力してまいります。
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