ニフコ独自構造のスクリーンアジャスター 中型二輪車向けに量産開始

株式会社ニフコは、このたび、ニフコ独自構造のスクリーンアジャスターを、小型二輪車に加え、中型二輪車向けにも量産を開始いたしました。

スクリーンアジャスターは、二輪車の車両前部に設置されるウインドスクリーン(風防)の高さや角度を、ライダーの好みや走行シーンに合わせて調整し、快適でスタイリッシュな運転を可能にするものです。このスクリーンアジャスターは、従来、重量や取付スペースなどの制約から、小型二輪車には搭載されておりませんでした。ニフコは、本田技研工業株式会社(以下、Honda)と共同で、工具を使わずに簡単な操作でウインドスクリーンを調整できる樹脂製スクリーンアジャスターを開発。小型ユニット化することで車体への組付け性も大幅に改善しました。

この製品は2019年に初めて小型二輪車 (HondaのADV150)に採用されました。 

このたび量産を開始したスクリーンアジャスターは、中型二輪車向けにさらに改良した製品で、従来通りの操作性や組付け性を踏襲しつつ、2段階から4段階へと調整幅を拡げ快適性を向上したものです。この新型スクリーンアジャスターは、HondaのADV350に搭載されています。 

<製品の特長>  

  • ライダーの好みや走行シーンに合わせ、工具を使わずにウインドスクリーンの4段階調整が可能
  • 中型二輪車に搭載されていた従来品に対し、強度を確保しやすい3節スライド機構の採用により薄肉化と金属部品の樹脂化が図れ、大幅な部品点数削減と軽量化
  • ユニット化したことによる、二輪車組立ての工数削減
  • 本製品は、構成部品の金属シャフトなど締結に当社独自のファスニング技術を採用

 (3節スライド機構はHondaと共願、その他技術は当社単願で国内外にて特許取得済み。
  メーターブラケット構造はHondaと共願で国内外にて特許公開中。)

二フコは、「小さな気づきと技術をつなぎ、心地よい生活と持続可能な社会を創造する」というパーパスを実現するため、今後もお客様の課題に真摯に向き合い、環境・安全・快適に繋がる様々な製品の実現に貢献してまいります。

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