首都圏からぷらっと楽しめる温泉地の湯河原。実は見どころも多く、ツーリングにもってこいの場所でもあるのです。
伊豆にありながら空いている
ぷらっと温泉ツーリング…で思いついたのが湯河原温泉。暖かい伊豆半島の海沿いにあり、隣りの熱海温泉がブームになっているのに対してそれほど混んでなくてのんびりできる温泉地です。

西湘バイパスの石橋ICからまずは高台にある石橋山古戦場に足を向けました。ここは、後に鎌倉幕府を開いた源頼朝が挙兵して初めて平家と戦い敗戦した場所です。

東海道線を跨ぐ急坂の道を登ると右手の道に石橋古戦場の石碑があり、その先に戦場となった場所に立つ佐奈田霊社があります。霊社の境内には同戦で先陣を切り討死にして祀られた佐奈田与一義忠を葬った与一塚があります。

石橋山古戦場を後にして次は真鶴半島へと向かいました。途中で道沿いにあるしとどの窟に立ち寄りました。同じ名の洞窟が湯河原の山中にもありますが、石橋山の戦いで敗れた源頼朝が山中で身を隠したのが湯河原の洞窟で、下山した後、ここの洞窟に身を隠して、真鶴の岩海岸から七人の家臣と共に舟に乗って房総半島に逃れたと伝わっています。

さて、真鶴半島に入り一方通行路を走り岬の先端に向かいました。岬の終点のロータリーには一般車両は入れないので、手前の駐車場にバイクを置いて博物館/土産物店の奥にある坂道を降りていきました。途中には可愛いカフェもあるので、寄ってみるのもいいかも。やがて、会場に突き出た真鶴半島のシンボルでもある三ツ石の景観を見ることができます。歩いて海岸まで降りることが出来、干潮時には三ツ石まで歩いて渡ることができます。

再び、国道へと戻り走りますと、道中には江戸時代の石切場であった番場浦磯丁場遺があります。やがて湯河原町に到着。

湯河原温泉は万葉集でも詠まれた由緒ある温泉で、明治期には国木田独歩をはじめ夏目漱石や芥川龍之介など多くの文人が訪れました。



湯河原温泉には「ゆとろ嵯峨沢の湯」や「こごめの湯」、「みやかみの湯」「いずみの湯」など日帰り温泉が点在しているので、ぜひ立ち寄り湯をしていきたいです。

今回は万葉公園のそばにある「こごめの湯(1100円)」に立ち寄りました。浴場には大浴場と露天風呂があり、館内では食事をとることもできます。バイクは言えば玄関前の駐車場の端に停めさせてもらえる場合もありますが、坂になっているので、熱海市泉五軒町駐車場に停めて合わせて万葉公園を散策する方が○。

その万葉公園ですが、園内に渓流や滝があり、川沿い十分くらいだが渓流美を見ながら気軽に散策を楽しむできるお勧めのスポットです。足湯もあるので“温泉施設で入浴はちょっと”という方でも温泉風情を楽しめます。

バイクに乗って奥湯河原に向かうと不動滝があります。落差15mの直瀑ですが、駐車場からすぐで見応えがある滝です。

そしてその先から椿ラインに入りました。
椿ラインは県道湯河原箱根仙石原線の一部区間につけられた呼称で、奥湯河原から箱根関所交差点までの約18.5kmの区間になります。全線二車線で走りやすいですが、ヘアピンなどのタイトコーナーが多く道幅も広くなくオーバースピードになりがちなので注意が必要です。

道中には前出した源頼朝が敗戦後に身を隠したと伝わる湯河原のしとどの窟があります。椿台から脇道を走り、駐車スペースでバイクを降りて洞窟まで約400mほど歩くことになります。

雰囲気のある歩道は全舗装ながら、結構斜度もあり意外と疲れます。洞窟内は幅はありますが奥行きはあまりなく、多くの石塔が立っています。ここで身を隠していた源頼朝が平家側の梶原景時に見つかるも情けで見逃されたという逸話を思い出し感慨深く感じました。

再び椿ラインに戻り、大観山へと向かいました。
関東のライダーには定番スポットでもある大観山。ターンパイク(有料)の終点地でスカイラウンジのある広い駐車場(無料)があります。ここから好天であれば芦ノ湖越しに富士山の好眺望を望むことが出来ます。

大観山で休息した後、再び椿ラインを走り、箱根新道から小田原厚木道路(有料)に入り、帰路に着きました。













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