箱根における、週末を中心とした混雑緩和に向けた旅行者向けAI旅程提案Webサービスをリリース
観光DXを掲げる東大発AIスタートアップ株式会社イージーエックスは、箱根DMO(一般財団法人箱根町観光協会)と共同開発した旅程提案サービス「ハコタビ」を本日リリースしました。
本サービスにより、旅行者は自分に合った観光スポットと渋滞混雑を避けた効率的な周り方を知ることができます。これにより、箱根におけるオーバーツーリズムの解消・旅行者の周遊性の向上に寄与することが期待されます。
本取り組みは、ベンチャー企業と大企業がイノベーションを起こすことを支援する、ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)のプロジェクトの一環として実施しております。
「はこタビ」の概要 〜AIがぴったりの観光スポットと最適な旅程を提案〜
この度、箱根の観光を快適に楽しむことができるAI旅程提案アプリ「はこタビ」をリリースしました。
旅行客は自身の属性や興味関心を入力することで、自分にあった観光スポットとそれを回る最適な旅程を手に入れることができます。
・リリース日:2024年12月9日(月)正午
・利用環境:WEB サービス(ダウンロード不要)
・利用金額:無料
・URL:https://easy-hakotabi.com/
・箱根観光デジタルマップ:https://map-hakone.staynavi.direct/
※箱根観光デジタルマップからも利用可能
■機能①簡単2ステップでオリジナルプランを作成!
「旅行者の属性」と「興味関心」を入力するだけで、旅行者にあった最適なプランを提案します。
旅行者の属性:旅行シーン(一人旅・カップル・家族・友人)、年代、日程・時間
興味関心:旅行目的(温泉、芸術、、等)、料理のジャンル(和食、洋食、、等)、王道orマニアック
■機能②おすすめプランは複数提案!さらに自分好みの観光スポットを選択
おすすめプランの項目は、いくつかのプランを同時に提示します。複数のプラン・スポットから、旅行者は自分で選んでさらにカスタマイズすることができます。
■機能③箱根観光デジタルマップとの連携!
箱根DMOが2023年に公開した、箱根観光デジタルマップの「おすすめルート」の枠に、はこタビのサービスへのリンクが掲載されます。
箱根観光デジタルマップを利用するユーザーにも利用いただけます。
箱根観光デジタルマップ:https://map-hakone.staynavi.direct/
サービスリリースの背景
年間のべ約2000万人の観光客を受け入れ、約2900億円の観光消費を誇る日本有数の観光地である箱根町は、交通渋滞による観光客の満足度低下に課題を抱えています。実際、2018年より観光客へ実施しているアンケートでは改善を求める点第1位が「交通渋滞」となっていました。(箱根に訪れる観光客、日本人を対象)その対策として、箱根DMOは以前からデータの蓄積や分析を行っており、2023年には交通渋滞解消のために混雑情報を記載した箱根観光デジタルマップをリリースしました。
EasyXは東大発のAIスタートアップであり、観光産業におけるDX・AI活用の推進に取り組んでいます。人流データや売上データなどのビッグデータを活用した各種予測アルゴリズムの開発や、ChatGPTをはじめとした生成AIソリューションの活用、それらをシステムとして実装するソフトウェア開発を実施してきました。
今回、ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)に採択され、箱根DMOが保有する混雑予測データや旅行者の属性等のアンケートデータと、EasyXが持つAI・ソフトウェア開発の強みを掛け合わせ、オーバーツーリズムの解消・観光客満足度の最大化を目指しています。その実証に向け、本日新サービス「はこタビ」をリリースしました。
■BAK採択プレスリリース
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