■川越(ヤマハ MT-09)

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小江戸川越

江戸時代の様相が残る小江戸として観光地として人気の高い川越。江戸時代には17万石の川越藩の藩庁が置かれ、大いに賑わいました。今回、近くに来たこともありぷらっと川越に立ち寄り、風情ある町並みを散策してみました。

川越城(埼玉県)

関越自動車道の川越ICを下りて川越城へと向かいます。川越ICから川越市街までは国道16号線で行きますが、この国道がかなり混んでいるのと、国道が川越市街を迂回して通っているため、川越ICから川越城までは距離のわりには結構時間と渋滞による気力を消耗します。

国道254号線に入り、川越城へと向かいます。残念ながら川越城前の駐車場にはバイクは止められず、道を挟んだ場所にあります川越市立美術館の駐輪場にバイクを止めるよう案内されました。駐輪所から川越城へと向かう途中に霧吹きの井戸がありました。

いつもは井戸にふたがされていて、城が敵に攻められた際にふたを開けると井戸の中から霧が出て来てたちまち城を隠してしまうといわれていたとから、川越城は霧隠城とも呼ばれていたそうです。そのような井戸が、案内板が無ければ普通は気が付かないような場所に何気なくありました。

そして、川越城に到着。

川越城戦国時代に、1万の北条軍が8万もの上杉(憲政)を破った日本三大奇襲(日本三大夜戦)の河越夜戦の戦場となったお城です。江戸時代には川越藩17万石の藩庁が置かれ、多くの老中などを輩出いたしました。関東七名城。日本100名城。

川越城は、関東七名城、及び日本100名城にも選ばれている城で、通常の城のイメージの天守閣や石垣があるわけではないのですが、現在は1848年に建てられました国内では2つしかない本丸御殿のある城です。御殿内には庭園や当時の様子を人形などで再現された大広間などがあり(入館料100円)、また、お城の周辺には富士見櫓跡や川越城 中ノ門堀跡などもあります。

川越城前の初雁城(川越城)通りを進みますと、川越市役所があり、その前に川越城を築城しました太田道灌の像があります。

太田道灌公像

太田道灌公像が立つ市役所前交差点を左折して次の信号の市民会館入口の交差点を右折し鐘つき通りに入りますと、川越市のシンボルの時の鐘が見えてきます。ちなみに、同交差点の一本前に川越スカラ座という映画館があり、プチ風情を感じられます。

鐘つき通り

時の鐘江戸時代の寛永年間に、川越城主の酒井忠勝が建設した高さ約16メートルの3層構造の鐘楼で、現在の鐘楼は1894年に再建されたものになります。以前は鐘撞き守が決まった時間に鐘を鳴らしていたそうです。残したい“日本の音風景100選”に選ばれています。

時の鐘のあたりは観光客の方々が多く、なかなか時の鐘との記念撮影は難しい感じです。特にバイクを絡めるとなると、カメラを下のほうから覗くアングルとなるため、残念ながら分割での撮影となってしまいました。

そして、時の鐘の先には、川越市観光で一番賑わっているといっても過言ではない、江戸時代の蔵造りの町並みが残ります小江戸川越一番街商店街 蔵造りの町並みがあります。

風情ある建物がここかしこにあり、ゆっくり散策したかったのですが、バイクを置く場所がなく、ぱっと見て移動しました。

次に向かいましたのが菓子屋横丁です。

昔ながらの駄菓子やお菓子を売っているお店が軒を並べている横丁で、ここも多くの観光客の方々が訪ねていました。やはりバイクを置く場所が見当たらなかったので、今度は是非、車が電車で来て、ゆっくり散策したいところです。

そして最後に、川越大師 喜多院に寄りました。

830年創建と伝わります古刹で、境内は広く、多宝塔や五百羅漢像などがあります。鐘楼門や慈眼堂、山門など多くの重要文化財があり、境内を見て回るだけでも結構時間がかかります。

その後、再び国道16号線に入り、関越自動車道の川越ICから帰路に着きました。数時間の川越滞在で駆け足での小江戸巡りでしたが、それでも風情を感じることが出来ました。

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