■長瀞~昇仙峡:山梨県編(ヤマハMT-09)

長瀞~昇仙峡:埼玉県編(ヤマハMT-09)からの続きです。

雁坂トンネル

日本武尊や武田信玄も通ったと言われる日本三大峠の雁坂峠の下を抜ける一般国道山岳トンネル国内最長の6625mの雁坂トンネルを越えて、山梨県に入りました。雁坂トンネルの料金所(590円:125cc超)を過ぎると、やがて奥山梨の秘境の西沢渓谷の入口に到着します。

西沢渓谷入口

大型観光バスなどが留まる大型駐車場などが完備され、観光地化されているのかな…と思いきや、舗装駐車場はありますが意外とこじんまりとしていて、著名観光地ながら意外な感じがしました。

実は、西沢渓谷のメイン景勝地であり、日本の滝百選にも選ばれています七ツ釜五段の滝は、ここ西沢渓谷入口から2時間歩かなければたどり着けないまさに秘境で、往復4時間かかります。

七ツ釜五段の滝~西沢渓谷の最深部に位置する滝で、日本の滝百選にも選ばれています。しかし、往復4時間の道のりはさすがに…

ということで、今回は(今後もあるかどうか微妙ですが)、入口まで来てUターンして戻りました。さすがに4時間は…

再び、国道140号線を南下。実は今回、その入り口が見当たらず通り過ぎてしまったのですが、道中に一之釜という景勝地があります。駐車場から足元は悪いもののさほど歩かずに行けるのでお勧めの場所です。

一之釜~吊り橋を渡った先に見える落差21mの男滝。滝のすぐそばまで近づけます。

その、一之釜から少し先にある川浦口留番所に立ち寄りました。幹線からちょっと入ったところにある場所ですが、雰囲気がありつつも、立入禁止になっていて入れず残念でした。

川浦口留番所跡

そのまま国道140号線を進み、山梨市市内でバイパスに入らず旧道を進み、富士塚通りに入りほったらかし温泉に向かいました。道中には、名前のない展望台というところがありました。特に夜景がきれいなようです。

好景観な名前のない展望台
運がいいと、このような絶景が見れるようです。

そこからずぐのところに、笛吹川フルーツ公園があります。果物をテーマとした公園ですが、昨今、新日本三大夜景に選ばれ著名地になりました。

笛吹川フルーツ公園からの景観
笛吹川フルーツ公園からの夜景

尚、同公園の西端に横溝正史館がありますので、ご興味のある方は、是非。

横溝正史館。楽しみにしていましたが、残念ながら伺った時は閉まってました。

そして、そのまま先を進み、ほったらかし温泉(800円)に到着。無料の二輪専用駐車場もあり、ライダーの来訪も多いなんだなと思いました。

ほったらかし温泉

さて、富士山の美しい景観が望めて人気のお風呂で、あっちの湯よこっちの湯があります。今回は残念ながら富士山は望めず。それでも眼下に広がる甲府盆地の眺めは好景観でした。

ほったらかし温泉からは、こんな感じの風景を眺め見ることが出来ます。

その中で入る露天風呂はなかなかに気持ちいいですが、ぬるめのため、寒い時期に長時間浸かっていると湯冷めしそうになるかもそれません。人気の温泉のためイメージ先行で景観はよかったのですが、欲を言えば、もう少し泉質が良いと嬉しいのですが…贅沢な話しですね。

フルーツライン

入浴後、甲府盆地の景観がいいフルーツラインを走り、再び国道140号線に合流した後、混雑している甲府市街を抜けて、県道104号線に入りました。

やがて、細かいワインディングを繋いで、昇仙峡グリーンラインに入りました。

追い抜き不可の二車線路ながら、路面も良く車も少なくて走りやすく、荒川の対岸の岩の景観も望める爽快路です。

やがて、昇仙峡入口というところを左折し、細い道に。駐車場への客引きの中をかい潜り、道がどんどん細くなっていく中、昇仙峡の象徴とも言える覚円峰が見える場所に到着。素晴らしい奇勝の景色を前に、しばし佇みました。

日本五大名峡の昇仙峡にあります覚円峰

来た道を戻り、グリーンラインまで戻り進むと、昇仙峡ロープウェイ乗り場があります賑わった場所から仙娥滝に行き、再びグリーンラインで金櫻神社を経由して、中央自動車道の韮崎ICより帰路に着きました。

仙娥滝~昇仙峡内にある、比較的アクセスしやすい滝です。落差は30mながらも水量があり迫力があります。日本の滝百選。
ウコン桜が名所の古社の金櫻神社。

埼玉県の長瀞から雁坂トンネルを抜け、山梨県の昇仙峡へと辿るツーリングでしたが、道あり、湯あり、景色あり、史跡ありの、思った以上に楽しいツーリングルートでした。

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