蘭学の城下町・佐倉
ぷらっと気軽に出掛けて、ぷらっと行ける場所をご紹介します「ぷらっとツーリング」。今回の行き先千葉県佐倉市は、ぷらっとどころか都内から全走行距離約150kmというちょっとしたツーリングになってしまいましたが、それというのも、使用車両のXTZ125Eがとても面白くて楽しかったからです。
実は、125ccということでちょっとなめてかかっていたところもあったのですが、手の内で扱えるアクセルワークの楽しさとフルサイズならではの疲れ無さ。高速こそ乗れないものの一般道路では普通車や他のバイクと遜色のない走りを披露してくれて、その動力性能に驚かされつつ、ついつい遠方まで走ってしまったというのが正直なところです。
13馬力で104kg(乾燥重量)、125ccながらフルサイズの車格を持つXTZ125E。その軽快感とレスポンスのよいエンジンに、わざとダートや荒れた道に入ってちょっとしたオフロード走行を楽しみたくなる1台です。少しくらいリアが滑ってもその軽さと足付きの良さで簡単にリカバリーが出来ますし、フルサイズならではの本格的な車体まわりでかなり安定した操縦性と走破性を持ち、気軽にダートを遊べるバイクです。
さて、佐倉は下総守護の千葉氏一族の鹿島氏が築いた佐倉城に始まり、江戸中期には堀田氏が藩主を努め、幕末期には幕府の老中ともなった堀田正睦により蘭学が奨励されました。
現在の佐倉市は、千葉県最大の湖沼・印旛沼の南に当時の城下町の風情を色濃く残しつつも、隣の地区には高層マンション群が立ち並ぶニュータウン「ユーカリが丘」があり、その新旧の街並みにちょっとしたタイムスリップ感を感じてしまう不思議な街でもあります。ちなみに、東関道湾岸市川ICから最寄りの佐倉ICまでは約29kmです。
“古代から現代まで全て見るのに3km以上歩く”という広大な『国立歴史民族博物館』と、まるで映画「武士の一分」の世界のような情緒ある『武家屋敷』をメインに、味処などを回られるといいようです。
今と昔。そんな趣を感じられるツーリングでした。
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