東北(ツーリングエリア)

鶴の舞橋(青森県)

都道府県別の面積で、全国で2位(岩手県)、3位(福島県)、6位(秋田県)、8位(青森県)、9位(山形県)と、トップ10の中の半分を占めています東北地方。とにかく広いことと、冬が長いため、走れる時期も他所よりも短いのですが、自然も多く、都市部を除けば道も空いていて、随所で農村や山村の風情を楽しみながら走ることが出来ます。その東北でも高い人気を誇るツーリングエリアが、「十和田/奥入瀬」、「八幡平」、そして「磐梯」です。

「十和田/奥入瀬」はやはり日本を代表する奥入瀬渓流のすぐ真横を走れるのが素晴らしく、発荷峠から見る十和田湖や名湯の多い八甲田山を周るエリアは北東北屈指のツーリングエリアです。「八幡平」の魅力は、景色や温泉などもありますが、やはり八幡平アスピーテラインを含む、走れる道が多くあることです。そして日本百名山の八幡平と岩手山の二山を同時に見られる景観の良さも挙げられます。「磐梯」の魅力も磐梯吾妻スカイラインを含む道にありますが、そのほかに、浄土平や五色沼などの観光名所も多数点在していて、また、首都圏からも行きやすい東北のツーリングエリアとして人気の場所です。

1.津軽/岩木山 / 2.十和田/奥入瀬 / 3.八幡平 / 4. 男鹿半島 / 5.蔵王 / 6.磐梯

□津軽/岩木山

弘前公園の桜と岩木山

津軽半島から、青森県の北東部の海沿いを走る竜泊ラインを経て弘前、岩木山へと至るエリアです。竜泊ラインにて津軽半島の突端の竜飛岬や、眺瞰台などから好展望を望めるほか、鶴の舞橋や日本キャニオンなどの景勝地があり、そして、弘前からは秀麗な岩木山を望むことができます。特に日本一の桜並木がある弘前には、春の桜の時期がお勧めです。

弘前からは、青森県中央部の八甲田や十和田湖に向かったり、または竜泊ラインを海沿いに南下すれば世界遺産の白神山地の方に足を伸ばすことが出来ます。弘前からは、青森県中央部の八甲田や十和田湖に向かったり、または竜泊ラインを海沿いに南下すれば世界遺産の白神山地の方に足を伸ばすことが出来ます。このエリアは高速道路が無く、幹線も少ないため、ツーリングの始点と終点決めが肝になるかもしれません。やはり高速が近くに通っている都市部の青森市か弘前市からの周遊がお勧めかもしれません。

■津軽/岩木山のお勧めツーリングスポット

1.龍飛埼灯台/竜飛崎展望台

龍飛埼灯台
竜飛崎展望台

龍飛崎灯台は、日本の灯台50選にも選ばれている灯台で、竜飛岬の突端に建っていて津軽海峡の好眺望を望めます。また好天でしたら、竜飛崎展望台では津軽海峡を挟んで対岸の北海道の南連峰の望めるます。ここと階段国道、そして津軽海峡冬景色歌謡碑は、是非、セットで訪ねたいところです。但し、強風にはご注意を。

2.階段国道

階段国道

国内唯一の階段の国道です。この国道の上側には「津軽海峡冬景色歌謡碑」があり、ボタンを押すと津軽海峡冬景色の歌が流れますので、是非。雰囲気が盛り上がります。

3.眺瞰台/竜泊ライン展望台

眺瞰台

津軽半島の北東部の海沿いを走る竜泊ラインの最高地点にある展望台で、北海道から岩木山まで360度の展望を望め、また眼下に竜の尾のように曲がりくねった山道を眺め見ることが出来ます。トイレあり。

4.呑龍岳展望台(どんりゅうだけてんぼうだい)~十三湖展望

十三湖の好眺望が望める展望台です。津軽半島を眼下に、日本海沿いに十三湖のほか七里長浜や屏風山などを眺め見ることが出来、バイクで行くことが出来ます。

呑龍岳展望台

ちなみに十三湖はしじみが有名で、近辺の食事処では、地物のしじみ汁やしじみラーメンを楽しむことが出来ます。

しじみ汁

5.七つ滝

七つ滝

高さ約21mの七つの段差がある滝で、竜泊ライン沿い(そば)にあり、気軽に見やすいのが嬉しい滝です。小泊十二景のひとつです。

6.斜陽館

斜陽館

津軽半島の中央部、五所川原市にあります文豪 太宰治の生家です。明治40年に建てられたという建物は歴史的建造物としても一見の価値あり。館内は太宰ミュージアムになっていて、太宰治の資料や着用していたマント、直筆原稿などが展示されています。国重要文化財建造物です。入館料600円。

7.鶴の舞橋

鶴の舞橋

津軽富士見湖に架かる、全長300mの日本一長い三連の太鼓橋です。岩木山の遠望を望むことが出来ます。

8.千畳敷海岸

千畳敷海岸

津軽半島の付け根あたりの海岸線沿いあります千畳敷で、日本の夕陽100選にも選ばれています。周囲には奇岩奇勝も点在しています。国道101号線沿いにあり、アクセスしやすいのも嬉しいところです。

9.日本キャニオン

日本キャニオン

駐車場より少しきつい山道を10分ほどのぼったところにある白い凝灰岩の岩肌がむき出しになった断崖です。さすがに本場のグランドキャニオンと比べますと規模は小さいですが、景観が面白い景勝地です。青池を含む十二湖の近くにありますためセットで訪ねられることをお勧め致します。展望所あり。

10.青池(十二湖)

青池

世界遺産の白神山地の一角にあります湖沼群で、特に神秘的は青色の湖面が漂います青池が有名です。白神山地が広大過ぎて観光しづらい中で、ここに立ち寄るのが一番納得しやすいような気がします。駐車場から鶏頭場の池を半周遊して行きます。少し離れていますが、同色の沸壺の池は観光地化されています青池と違い手付かずのままで人気が少ないのでのんびりできます。

11.弘前城/弘前公園

弘前城

1810年建築の、東北で唯一の現存天守を持つお城です。2,600本以上の桜の樹があり桜の名所でもあり、天守からは岩木山の遠望を望むことが出来ます。入城料320円。

12.世界一の桜並木

世界一の桜並木から見る岩木山

弘前市の西の岩木山山麓に、約20kmに渡り約6,500本の桜の樹があり、開花時には長い桜のトンネルになりとても美麗です。桜の時期以外でも岩木山の秀麗が間近に見えるお勧めのスポットです。

■津軽/岩木山のお勧めツーリングロード

13.竜泊ライン

竜泊ライン

津軽半島の北東部、竜飛と小泊村を繋ぐ国道339号線の約20kmの区間の名称で、海沿いの道ながら、カーブが続くワインディングロードです。道中の眺瞰台や竜泊ライン展望台からは好眺望が望めます。

14.津軽岩木スカイライン

津軽岩木スカイライン

岩木山の麓から8合目までの約7kmの山岳路で、道中に69ものカーブがあり、バイクでも登頂に30分ほど時間を要します。終点の8合目からはリフトがあり、鳥海噴火口駅からは好景観が望めます。リフト1,000円(往復)

■津軽/岩木山のお勧め温泉

15.不老ふ死温泉

不老ふ死温泉

白神山地の麓の海に面した場所にある鉄分の多い赤褐色の温泉で、波打ち際の露天風呂は爽快そのもの。夕暮れ時には、正面の海を始め周囲が黄金色に輝きます。日帰り入浴600円。宿泊可。

十和田/奥入瀬

十和田湖

十和田湖、奥入瀬、八甲田と回るツーリングエリアです。十和田湖に行く場合には、高速道路からでしたら、東北自動車道路の十和田ICからが至便です。国道103号線を走って、途中に大湯環状列石万座遺跡なる遺跡を通りつつ、約30分(約25km)で、展望台の発荷峠に着きます。

十和田湖畔に降りてきて、賑わいのある場所から中山半島に向かいますと、乙女の像や十和田神社があります。そのまま、国道102/103号線の並走区間に入って奥入瀬渓流に向かいます。緑に囲まれた爽快な道を走りつつも、銚子大滝や雲井の滝、阿修羅の流れなど見どころも多く点在していますが、道中に点在していて駐車する場所も限られていますので、予め見る場所を決めて訪ねられた方がいいと思います。お勧めは、奥入瀬渓流のハイライトの阿修羅の流れ十、奥入瀬最大の滝の銚子大滝です。

メイン観光地は発荷峠と奥入瀬渓流になりますが、是非、足を延ばして八甲田山を周遊されることもお勧め致します。八甲田山麓には、酢ヶ湯温泉や八甲田温泉、日本三大秘湯のひとつの谷地温泉などもあり、いろいろな美景の池(沼)もありますので、是非、時間をかけて巡られることをお勧めします。

奥入瀬渓流

さて、十和田湖から八甲田山に向かう国道103号線は八甲田・十和田ゴールドラインとも呼ばれていて信号も少なくて爽快な道です。但し、そんなに走りを楽しむような道ではなくて、どちらかというとその景観を楽しみながら走る道になります。道中の蔦沼あたりで休憩しながら、ブナ林を抜け八甲田山麓のはしりを楽しみながら、青森市内に入るか東北道黒石ICに入るかという感じになると思います。ちなみに、八甲田山頂に通じる車道は無く、麓の八甲田ロープウェイ山麓駅から八甲田山頂公園までロープウェイを利用することになります(往復\2,000)。

■十和田/奥入瀬のお勧めツーリングスポット

1.十和田湖

十和田湖

二重のカルデラ湖で、日本で3番目に深さを誇る湖です。秋田県と青森県に跨っていて周囲には何か所が展望台がありますが、代表的な展望台は発荷峠になります。

乙女の像

2.奥入瀬渓流

奥入瀬渓流

十和田湖から続く奥入瀬川。その流れが続く約14kmの渓流で、四季を通じていろいろな評定の清流や滝を見ることが出来ます。渓流沿いに車道や遊歩道が整備されていて、アクセスしやすいのも嬉しいところです。

奥入瀬渓流沿いの道
銚子大滝~幅20m、高さ7mの奥入瀬渓流最大の滝。滝のそばに駐車場があります。
雲井の滝~落差25mで三段になって落ちる滝で、滝の間近まで行くこたが出来ます

3.八甲田山

八甲田山

標高1,584mの大岳を主峰とした山々や峰の総称。日本百名山のひとつでもあります。山頂へはロープウェイを使っていくことが出来ます。

4.睡蓮沼

睡蓮沼

八甲田連峰にある湿原内にある沼で、八甲田山の眺望がいい場所です。国道103号線(八甲田十和田ゴールドライン)からすぐ。

5.蔦沼

蔦沼(つたぬま)

秋の紅葉シーズンには、青森県や八甲田方面のパンフレットやPRで必ず掲載される沼です。紅葉時ももちろん綺麗ですが、それ以外の時も、湖面が凪の時は湖畔に樹々が映って綺麗な場所です。

■八甲田/奥入瀬のお勧めツーリングロード

6.八甲田・十和田ゴールドライン

八甲田・十和田ゴールドライン

走りを楽しむというより、十和田湖の景観や奥入瀬沿いの樹々、八甲田山の眺望を楽しむ景観路。観光道路でもあるので、バスや自動車も多いです[無料]。

■八幡平のお勧め温泉

7.酸ヶ湯温泉

酸性の強い白い濁り湯で、大変いいお湯です。二つのお風呂があり、ひば千人風呂は混浴になります(入湯料:600円~1,000円)

八幡平

上坊牧野の一本桜

標高1,614mで日本百名山の八幡平に広がる高原や湿原、沼などの自然が多くあり、八幡平を上るアスピーテラインからはそれらの景観や日本百名山の岩手山の遠望の望みつつ走ることが出来ます。また、同八幡平アスピーテラインのほか、八幡平樹海ライン、岩手山パノラマラインなどが通っていて、走りも楽しる、景観、道、温泉などがそろった北東北随一のツーリングエリアです。東北自動車道の松尾八幡平ICや西尾ICからエリア的には1日で巡れますが、出来れば周辺の七時雨山や安比高原なども楽しみたいので、1泊して周りたいエリアでもあります。

メインは八幡平アスピーテラインで、可能ならバイクを見返峠の駐車場い置いて近くの八幡平を八幡沼あたりまで1時間くらい散策して、秘湯の藤七温泉や玉川温泉に立ち寄り湯をするのがお勧めです。個人的には、焼き走り溶岩流もお勧めです。

■八幡平のお勧めツーリングスポット

1.八幡平

見返し峠より

山頂付近の八幡平山頂付近に駐車場があり、そこから八幡沼などの八幡平の湿原を散策することや見返し峠などの展望台からの眺望を見ることが可能で、5月中旬~6月中旬ごろには、沼で雪解け模様のドラゴンアイを望むことも出来ます。

2.八幡沼

八幡沼

八幡平の山頂付近にある八幡平を代表する周囲約1.5kmの沼です。駐車場から展望台まで徒歩でおおよそ片道30分です。

3.鏡沼(ドラゴンアイ)

鏡沼(ドラゴンアイ)

鏡沼の雪解け時(5月中旬~6月中旬)に見られる風景で、本州を龍に見立ててちょうど目のあたりにあたることからドラゴンアイと言われています。

4.御在所沼/御在所湿原

御在所沼

八幡平アスピーテライン沿いにある湿原で、駐車場から徒歩約20分のところに静かな御在所沼があります。またそのすぐそばには、夏季にはコバルトブルーの水面を楽しめるという五色沼(赤沼)もあり、時間があれば散策をしたい場所です。

5.焼走り溶岩流

焼走り溶岩流

岩手山の噴火で噴き出した溶岩が固まって出来た溶岩原。群馬の鬼押し出し園と違って、溶岩が細かいのが特徴。駐車場からすぐで入場無料なのが嬉しい。

6.松川渓谷

玄武岩

松川温泉近く、松川沿いに広がる渓谷で、川沿いに松川玄武岩がそびえています。

7.玉川温泉

玉川温泉

日本一の強酸性の温泉水を誇る温泉で、玉川温泉自然研究路脇には地熱のある岩場があり岩盤浴を楽します。

8.安比高原

安比高原

スキー場や牧場などがある高原で、高原内を走るレインボーラインからは八幡平や岩手山の景観を望みながら走ることが出来ます。

安比高原レインボーライン

9.松尾鉱山跡

松尾鉱山跡

アスピーテラインの入口付近にある東洋一を誇った硫黄鉱山跡です。最新の設備が整えられて、雲上の楽園とも呼ばれ最盛期には1万人以上の住人がいましたが、現在は廃坑し、そのアパート群等が廃墟となっています。

10.不動の滝

不動の滝

七時雨エリアにある日本の滝百選に選ばれている落差15mの豪快な滝で、。滝の中には石彫りの不動明王が安置されています。駐車場からの滝までの約10分の道中には、杉や松の並木や不動堂などがあり、滝までの散策を楽しめます。

■八幡平のお勧めツーリングロード

11.八幡平アスピーテライン

八幡平アスピーテライン

八幡平にはバイクで走りごたえのある道が何本もありますが、その中で代表格の八幡平を上る道で約27kmに渡る快走路の八幡平アスピーテラインは、道のコンディションや景観を含めて群を抜いています。道中からは岩手山の好景観を望め、通行止めが解除される4月中旬頃には雪の回廊が走れます。ただ、多くな展望台は八幡平頂上付近の見返峠まであまり無く止まりづらいので、綺麗な景色を見たらすぐに近くの駐車場に止まって眺めた方がいいようです[無料]。

アスピーテラインより岩手山を望む

■八幡平のお勧め食事処

12.八幡平レストハウス

八幡平アスピーテライン、樹海ラインと走ると、なかなか食事を取れるところが見当たりませんが、八幡平山頂駐車場にあります、八幡平レストハウスには小じんまりとしていますが軽食コーナーがあり、カレーやうどんが食べられます。特に岩手産の牛すじ肉をとろとろになるまで煮込んだ源太カレー(900円)は人気です。

■八幡平のお勧め温泉

13.藤七温泉彩雲荘

藤七温泉彩雲荘

日本秘湯を守る会会員宿。標高1,400mのところにある源泉かけ流しのにごり湯です。屋内風呂もありますが、是非、ここはワイルドで泥湯?と思うような濁った露天風呂にもチャレンジを!きっと、旅のおもいでになることでしょう。

男鹿半島

秋田県にある日本海に突き出た半島で、半島の付け根には八郎潟という湖があります。近くには秋田自動車道も通っていて、昭和男鹿半島IC、五城目八郎潟IC、琴丘森岳IC、八竜ICと4つのICの各所からアクセスが可能です。

見どころは、寒風山。回転展望台から360度の男鹿半島の展望が望めます。そして、半島の海沿いに沿って走りますと、入道崎やゴジラ岩などの名所があります。ゴジラ岩や八望台など、夕日がお勧めの場所もあるので、是非、夕日の時間帯にも走ってみたい場所です。

■男鹿半島のお勧めツーリングスポット

1.寒風山

寒風山からの景色

男鹿半島にそびえる標高355mの山で、男鹿三山のひとつに数えられます。山頂部には360度見渡せる回転展望台があり、また近くには、誓の御柱や鬼の隠れ里などの名所もあります。

2.八望台

八望台

眼下に、戸賀湾をはじめ、一ノ目潟や二ノ目潟を含めた好景観が望める景勝地です。特に夕日が映える場所でもあります。

3.入道崎

入道崎

日本の灯台50選にも選ばれた白黒模様の入道埼灯台が立つ男鹿半島最西端の景勝地です、緑の芝生と澄んだ海とのコントラストがとても綺麗です。北緯40度ラインのモニュメントもあります。

4.ゴジラ岩

ゴジラ岩

潮瀬崎にある奇岩のひとつで、男鹿半島を代表する岩です。特に夕日のころには岩の姿が暗く浮かび上がり迫力を感じられます。

5.潮瀬崎

瀬瀬崎

男鹿半島・大潟ジオパークを構成するエリアで、ゴツゴツした岩や奇岩が多い磯場です。

6.鵜ノ崎海岸

鵜ノ崎海岸

男鹿半島の南部にあります海岸線で、引き潮の時には鬼の洗濯岩や小豆岩などが見られます。穏やかな天気の時には水鏡も楽しめ、秋田のウユニ塩湖とも呼ばれています。

7.なまはげ立像

なまはげ立像

男鹿総合観光案内所に立っている高さ15mの二体の巨大なまはげです。秋田に来た感を味わえます。ちなみに潮瀬崎の近くの道沿いにも立像があります。

8.桜並木と菜の花ロード

桜並木と菜の花ロード

県道298号線にあります、桜並木と菜の花が沿道に沿って咲く道です。この辺りは八郎潟の埋め立てによって作られた場所で、道も直線路が多く、バイクで走るのも気持ちいいです。ちなみに、道中には(自己申告ですが)標高0mの日本で一番小さい山の大潟富士があります。なお、桜が満開時は車で大渋滞になりますので、ご注意を。

蔵王

蔵王の御釜

宮城県と山形県に跨ります蔵王。有名な御釜は宮城県側に、スキー場や蔵王温泉は山形県側にあります。位置的には仙台市の南、ちょうど米沢市との中間地点にあり、頑張れば首都圏からでも日帰りで行くことが可能です。アクセス的には、東北自動車道の白石ICや東北中央自動車道の山形上山IC、山形自動車道の宮城川崎ICなどからがあります。

見どころは、やはり蔵王の御釜、そして走りが楽しめる蔵王エコーラインです。また、エコーライン道中には各種滝があるほか、じっくりこの地を周遊するなら、日本三名瀑にも数えられることがある秋保大滝や、山寺こと立石寺などを周ってみるのも楽しいかもしれません。

■蔵王のお勧めツーリングスポット

1.御釜

御釜

蔵王と言えば樹氷か御釜と言うくらい有名な、周囲約1kmの円型の火口湖です。エメラルドグリーンの水をたたえ、その姿は神秘的です。駐車場から歩いて2~3分で展望台に行けるのも嬉しいところです。尚、御釜に行くには、蔵王エコーラインから有料の蔵王ハイライン(往復390円)に入る必要があります。

2.駒草平

駒草平

蔵王エコーライン沿いにある展望がいい場所で、蔵王連峰や落差97.5mの不帰の滝、濁川渓谷が望めます。6月中旬から7月にかけてコマクサ群生の最盛期を迎えます。

3.三階の滝

三階の滝

落差181mを三段に渡って流れ落ちる段瀑。蔵王エコーライン沿いにある滝見台展望台からその遠望を望むことが出来ます。

4.秋保大滝

秋保大滝

落差55mの直瀑で、日本三名瀑のひとつにも数えられることがあります。蔵王から北に約50kmほど離れていますが、迫力のある豪快な滝の景観を望めます。

5.長老湖

長老湖

蔵王から南へ約40kmほど走ったところにあります周囲約2kmの湖。南蔵王の不忘山の秀景が望める神秘的な湖です。

6.楢下宿

楢下宿

羽州街道の宿場町だった楢下宿。今でも茅葺屋根の古民家や石造の眼鏡橋が残り風情を感じられます。

7.滑津大滝

滑津大滝

高さ約10m、幅約30mの滝で、二階滝とも呼ばれています。七ヶ宿農林産物直売所の駐車場から間近に見れるのが嬉しいです。駐車場からは歩道が整備されていて滝のそばまで行けます。直売所の地物を使った食堂セット(650円)もお勧めです。

8.材木岩公園

材木岩公園

高さ約65m、幅約100mの石英安山岩の柱状節理材木岩を望める公園です。国道113号線を走るのであれば、近くの七ケ宿ダム展望公園と合わせて立ち寄りお勧めの場所です。

■蔵王のお勧めツーリングロード

9.蔵王エコーライン

蔵王エコーライン

蔵王連峰を横断する約26kmの爽快な山岳道路です。通行止め解除後には雪壁の回廊を走ることが出来ます。シーズンは渋滞必至なので要注意を[無料]。

磐梯

五色沼 瑠璃沼

絶景、爽快道、温泉と、ライダーの好物が高次元で楽しめる“磐梯”。メインスポットの浄土平には、東北自動車からなら福島西ICから、磐越自動車道からなら磐梯熱海ICや猪苗代磐梯ICからアクセスが至便です。国内で唯一無二の景観が望める浄土平のほか、いろいろな表情を見せてくれる五色沼、そして、日本百名山の磐梯山。道はその浄土平を縦断する磐梯吾妻スカイラインのほか、磐梯吾妻レークライン、磐梯山ゴールドライン、そして西吾妻スカイバレーに母成グリーンラインなど特徴的な爽快路が盛りだくさん。これだけの道がそろっているのは、本州ではほかに信州か箱根、八幡平ぐらいでしょうか。

また、温泉も高湯温泉や土湯温泉などがあります。首都圏からも日帰りで行けて、足を延ばせば、会津若松や大内宿などの観光も楽しめる、人気の高いツーリングエリアです。ちなみに、ガスの噴出が多いと浄土平は通行禁止になりますので、事前にご確認を。

磐梯山

■磐梯のお勧めツーリングスポット

1.浄土平

浄土平

周囲を山々に囲まれた標高約1,600mの場所にある平坦地、及び湿原。ガスの噴出により殺伐とした荒涼な風景を望めます。但し、ガスの噴出が増えたり、吾妻山の噴火レベルが上がると通行止めになるので要注意。また、途中は、ガスのため駐停車禁止になっています。

2.吾妻小富士

吾妻小富士

標高1,707mの大きな火口が特長の山。駐車場(200円)のある浄土平ビジターセンターから上ること10分ほどで火口脇まで行けます。その吾妻小富士の火口風景、そして、そこから見る浄土平の景観には圧倒されます。

3.五色沼

毘沙門沼

1888年に磐梯山が噴火した際に川が堰き止められて出来た湖沼群。代表的な沼だけでも十以上あり、沼ごとにいろいろな色や特色を見せてくれます。自然探勝路を歩いて各主要沼を見ることも出来ます。

るり沼
青沼
赤沼
弁天沼
柳沼

4.猪苗代湖

猪苗代湖

国内で4番目に面積の広い湖。湖畔には各種キャンプ場があり磐梯山の眺めも良いです。

5.桧原湖

桧原湖

周囲約37kmの裏磐梯最大の湖。五色沼湖沼群のひとつでもあり、磐梯山の眺望もいいです。

6.秋元湖

秋元湖

周囲約24kmの湖で、裏磐梯三湖のひとつ。紅葉時や朝焼け時には湖面が赤く染まります。

7.小野川不動滝

不動の滝

落差25mの水量の多い豪快な滝で、流れ落ちる水は小野川湧水として名水百選にも選ばれています。駐車場から徒歩約15分。

8.達沢不動滝

達沢不動滝

高さ10m、幅16mの男滝とその横でひっそりと流れる女滝の二つの滝で成っている優美な滝です。滝の麓に不動尊が祀られています。駐車場から徒歩約10分です。

■磐梯のお勧めツーリングロード

9.磐梯吾妻スカイライン

磐梯吾妻スカイライン

高湯温泉から土湯峠を繋ぐ、山岳ワンディング。眼下に福島市街を望みつつ、浄土平では殺伐とした光景を見られるパノラマロードでもあります。ガスの濃度が高い時は通行止めになりますので、事前にご確認を。4月上旬~11月中旬 ※冬季通行止め

■磐梯のお勧め温泉

10.高湯温泉

高湯温泉(玉子湯)

磐梯吾妻スカイラインの北側の始点にあります温泉街。道路沿いに何軒もの温泉があり、玉子湯など日帰りで入れる特徴的なお風呂もありますので、どのお風呂に入るか、事前に確認してから訪ねられることをお勧め致します。共同浴場のあったか湯はツーリング中にもぷらっと立ち寄りやすいお風呂です。

高湯温泉(共同浴場あったか湯)
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