まさにハーレーのダートトラッカー
ハーレーダビッドソンジャパンが、東京の原宿に10月21日(土)~29日(日)まで期間限定のポップアップカフェ「HARLEY-DAVIDSON X. Cafe」がオープンしています。
早速、訪ねて見ました。
JR原宿駅を降りて、左側を見ると、交差点沿いの目立つ場所に「HARLEY-DAVIDSON X. Cafe」が立っていました。
「おぉ、凄い!」
店舗外には,ハーレーダビッドソンのモデルのX350とX500が展示されているほか、オープンカフェが開かれていて、チェアに座ってくつろいでいる方もいらっしゃいました。
さて、早速に店内に入ってみますと、スッキリとした店内の中央にレーサーのXG750Rが展示されていて、その周囲にX350とX500が展示されていました。
まず、実車をみた感じですが、ハーレーのイメージからしますと(排気量的に当たり前ですが)X350は意外とコンパクトに感じました。
スタイルはハーレーを象徴するクルーザー(アメリカン)タイプではなくネイキッドバイク的です。エンジンは水冷2気筒の353ccエンジンで、この排気量で、単気筒ではなくツインエンジンというのはやはりハーレーらしさということでのこだわりでしょうか。
外観的には、店内に展示されているXG750Rをオマージュした感じで、まさにハーレーのダートトラッカーという感じです。
さtれ、早速またがってみますと、もちろんクルーザータイプのハーレーほどではなくても足つきは結構よかったです。シート高が777mmということで、この辺りは(たぶん)アジア戦略車ということで、大柄な欧米の方ではなく、小柄なアジアの方向けに設計されたのだろうな、と予想されます。
但し、気になりましたのがシートの形状で、ちょうどシートの左右のかど、ふとももが当たるあたりが角ばって固いので、跨いでいると両腿の内側がちょっと痛くなる感じがしました。
あと、タンクがかなり鋭角的なデザインで、慣れている丸みのあるタンクとはまた違っていて、異なる雰囲気を感じました。
またがった感じはコンパクトで、400ccクラスのネイキッドバイクという感じでしたが、車両自体は軽く感じました(車両重量:195kg)。
メーターは一眼式のアナログメーターで回転計はなくスピードメーターのみになります。ハーレーらしいテイスト感は感じられますが、個人的には鋭角的なタンクなので、デザイン的に、あえて四角いデジタルメーターでもよかったのかな、とも思いました。
あと、シートバッグを付ける際には、ベルトを引っ張って引っ掛けてテンションを付けるバッグですと、ベルトを付ける場所が少々難儀しそうです。あと、リアに350と大きく書かれていますが、あえてこれは無かったほうがよかったかな、とも思いました。
まさに、普通のネイキッドバイク、という感じでした。
価格は69.98万円になります。
さて、X500は軽快そうなX350に比べて重厚な感じがしますが、シート高は820mmとやや高く、シート幅もありますので、足付き性はX350ほど良くはありませんでした。
こちらは水冷式の500ccの2気筒エンジンを搭載し、47 HP / 35 kW @ 8500 rpmを発生させます。
X350よりはやや大きい感じではありますが、ダートトラック的な感じは若干薄れてはいます。タンクは丸みを帯びた形で、メーターはX350と同じく一眼です。
細身のスタイルで、デザイン的にはちょっと70年代の国産ネイキッドバイクを連想しましたが、リアフェンダーは今風です。その辺がちょっとアンバランスに感じました。
ハンドルは結構幅広のアップハンドルで、どっしりと座って走るポジションのような気がしました。軽快なX350に対して、どっしり感のあるX500…という感じでしょうか。
長期ローンもあってびっくり。ハーレーダビッドソンジャパンがこのXシリーズにかける意気込みがすごいです。
確かに価格が上がって、そうおいそれとは買えないハーレーのビッグツインですが、これからの若年層の取り込みや日本のマーケットでのシェア拡大(販売台数増)を鑑みますと、かなり重要な戦略車なのは確かなようです。
原宿のPOP UPn CAFEは10/29(日)まで開いていますので、興味のある方は、ぜひ、訪ねてみてはいかがでしょうか。なお、同所に二輪駐輪場はありませんのでお気をつけて。
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