- ロサンゼルスを拠点とするマルチアーティストのMattia Biagi氏が、ロイヤルエンフィールドの新たな電動モーターサイクル「FLYING FLEA」をベースに、世界に1つだけのアート作品「MOTOTOTEM」を発表
- FLYING FLEAのFF.C6モデルをベースに自然素材を巧みに取り入れ、鍛造アルミニウムフレームやガーダーフォーク、マグネシウム製バッテリーケースなどのパーツを再構築
- トラバーチン、粘土、ブロンズ、石、レザー、そして吹きガラスといった多様な素材を活用し、FF.C6をキャンバスに独創的なカスタムバイクを創造
- 2025年のSalone del Mobileでの発表後は世界各地で展示予定

ロイヤルエンフィールドの新たなブランド「FLYING FLEA」とアーティストのMattia Biagi (マッティア・ビアージ)氏が、イタリア ミラノで開催されたSalone del Mobileで、世界に1つだけのアートモーターサイクル「MOTOTOTEM」を発表しました。この特別な作品は、アートとモーターサイクルの融合の象徴であると同時に、FLYING FLEAブランドが持つ創造性、革新性、そして持続可能性の理念を体現しています。
ロイヤルエンフィールドはカスタマイズの象徴であり、個々のパーソナルなニーズに応える究極のキャンバスとしての地位を確固たるものにしてきました。それぞれのモデルは独自性にあふれ、インスピレーションをもたらす物語を語り、デザインの美しさへの情熱を反映しています。
最近では、「Project Delta」を発表し、1940年代から50年代にかけてのクラシックオートバイから着想を得た、ヴィンテージの魅力とモダンな技術が融合したタイムレスなカスタムバイクを提案しています。この一環としてMOTOTOTEMはFF.C6をベースに構築され、ロイヤルエンフィールドはカスタマイズの枠を超え、芸術の領域へと進化を遂げました。
Mattia氏とFLYING FLEAの協力で生まれたMOTOTOTEMは、芸術的な視点からオートバイを再定義し、素材の選定は単なる美的価値を超えた深い意味を持ち、それらが優雅に調和することで自然とのつながりを表現しています。

MOTOTOTEMはFF.C6の時代を超えたシルエットを維持しつつ、1940年代のオートバイにインスピレーションを受けて、全体に込められた複雑なディテールが物語の一部を形作っています。
フロントビューでは、オリジナルのハンドルグリップが、アーティストの指紋を刻んだ特徴的なブロンズ製グリップに置き換えられており、フットペグにも同様のデザインが採用され、FF.C6の触覚的要素をさらに引き立てています。また、LEDヘッドライトとテールライトの代わりに複雑で美しい手吹きガラスの彫刻が使用されており、困難を乗り越える強さと美しさが表現されています。
この作品の中心であるタンクは、鍛造アルミニウムフレームに収められる、トラバーチンを用いた手作りの逸品です。パラシュートの形状を模したこのタンクは、軽快で俊敏なFLYING FLEAへの敬意を込めた象徴的なデザインとなっています。
さらに、透明樹脂で鋳造された葉が泥除けに施され、新しい生命や成長、再生を象徴するとともに、モーターサイクルと自然を深く結びつけています。
フロント部分ではFF.C6特有のガーダーフォークサスペンションと見事に融合し、リア部分にはウォールナット製のシートが採用されています。この高級な天然素材は、オリジナルのデザインに代わり、温かみと自然の風合いをもたらしています。また、ガーダーフォークにはスクランブラーのフォークガードを彷彿とさせる、遊び心溢れる手作りの粘土パーツが取り入れられています。そして、リア部分のベルトガードは、花が咲き始めるような有機的な形状と色彩をまとい、生命の美しさを象徴しています。

FF.C6のマグネシウム製バッテリーケースは、有機的なデザインの試みとして、過去と未来をつなぐシームレスな融合を象徴するフィンと、鍛造アルミフレームの特性を活かした黒い石のパーツを特徴としています。この旅路を締めくくるのは、手作りの革製タイヤに描かれたツバメのモチーフです。このツバメは、故郷への帰還、忠誠心、そして冒険心を表現しています。さらに、オフロードタイヤの採用は偶然ではなく、未知の領域への挑戦を象徴するものです。
ロイヤルエンフィールドのエレクトリックモーターサイクルCGO(最高事業成長責任者)であるMario Alvisiは次のように述べています。
“MOTOTOTEMはその芸術的な美しさを通じてFLYING FLEAの精神を予想外かつ本能的な形で体現しています。それは、感情的で美しい彫刻的な表現を通じ、ブランド哲学であるシンプルさ、賢いデザイン、そして動きの中の優雅さを映し出しています。ロイヤルエンフィールドは、自社のモーターサイクルを創造的な表現の媒体と捉え、FLYING FLEAを通じてその理念を新たな刺激的な次元へと自然に広げています。このMOTOTOTEMは、単なるモーターサイクルの解釈を超え、デザイン、文化、そしてモビリティが融合した、真のインスピレーションを生み出すことを示しています”
Salone del Mobileは、世界屈指の革新的なデザイナーやクリエイターが集う場で、MOTOTOTEMのグローバルデビューに最適な場所となりました。ミラノでのお披露目はその旅の序章に過ぎません。MOTOTOTEMとMattia Biagi 氏は今後様々なイベントやショーでFLYING FLEAとともにその魅力を披露する予定です。MOTOTOTEMに関する詳細や最新情報はFLYING FLEAの公式サイト・公式インスタグラムにてご確認ください。
公式サイト:http://flyingflea.royalenfield.com
公式Instagram:https://www.instagram.com/flyingflea/
<FLYING FLEAについて>
FLYING FLEAは、ロイヤルエンフィールドの「止まることなく前進する」という理念を具現化した電動車両ブランドです。この新ブランドはテクノロジーとライフスタイルが交差する場で活躍し、ロイヤルエンフィールドのイノベーションの伝統を受け継ぎながら、グローバル市場に向けた新たな電動バイクカテゴリーを切り拓いています。

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