どこに停めても絵になるバイク
単気筒SOHC 374ccのエンジンを搭載し、最高出力は15,5kW(約21ps)を発生させます。
エンジンをかけると、トトトトという小気味良いシングルのエンジン音が聞こえてきます。アクセルを回しても穏やかにエンジンが回り、シングル(単気筒)エンジンらしい味わいを感じることができます。
ライトは丸目一眼で、ホイールはスポークで、前輪が19インチ、後輪が18インチになります。
メーターはアナログの二連メーターで、左が速度計、右がタコメーターになります。昨今、ほとんどがデジタルメーターになる中、かえって新鮮であり、レトロモダンな雰囲気をより醸し出してくれています。
シートはクラシックなスプリング付きサドルで、シングルシートっぽいデザインながらきちんとリアシートも付いています。タンデムグリップも付き、また座面も長いので荷物の積載性も良さそうです。
さて、実際に走らせてみますと、トトトトとエンジンが回っていきますが、7千回転くらいで頭打ちになります。最大トルクを4,500回転で発生させますので、5,000回転くらいでギアをこまめに上げていって5速までギアは上げて、4,500回転〜5,000回転くらいで流して走るのがいい感じです。
シート高が780mmと足付き抜群ですが、鉄フレームなのか思ったより重いので取り回しをちょっと大変です。電子装備は特に付いていませんが、それによりハンドル回りがシンプルなのはこの手のバイクとしていいところです。
また、キャブトンタイプのマフラーがよりインペリアーレのクラシカルなのテイストの美しさを醸し出しています。
決してスピードを出して攻めるバイクではないのですが、個人的には(装着できる製品は限られているかと思いますが)スタンダードのMAXXISタイヤからダンロップなどの国産タイヤに変更してグリップ力を試してみたい
決してスピードが出るバイクではないですが、エンジンも洗練され、7千回転位で吹き上がるが低速は粘り強く、加速してトンとギアを変えてスピードを乗せて行く感じで街中も高速でも走りやすいかと思います。たぶん最高速は120km/hくらいでるかと思われますので、100km/h巡行はできますが、やはりできれば80km/hくらいで流すのが一番楽しいかと思います。
雰囲気的には、まさにヤマハのSRのようなバイクです。もちろん、SRはSRであって似て非なるものですが、それでも、SRの販売が終了している今では、決してスピードにバイクの楽しさを求めるのではなく、走っていることを楽しめて、シングルの鼓動感とともに、その雰囲気を味わえるバイクとして楽しめます。
そして、今風でどこに停めても映えるバイクなのも嬉しいところです。
全長/全幅/全高(mm):2,170/820/1,120シート高:780mm 車重:205kg 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 374cc 最高出力:15.5kW/ 5,500rpm タンク容量:12L 価格:668,,800円
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