大阪に住んだらやってみたいことを調査
かつて「天下の台所」と言われ、今でも「食い倒れの街」として知られる大阪。「もし大阪に住んだらこんなことがしてみたいな」と、思ったことのある方も多いのではないでしょうか。
今回不動産メディア「幸せおうち計画」を運営する、株式会社AZWAYは、10代から60代以上までの564人を対象に「大阪に住んだらしたいこと」についてアンケートを実施しました。
調査概要
調査対象:10代から60代以上までの人
調査期間:2023年12月13日〜1月4日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数: 564人(女性 314人/男性 217人/その他7人)
回答者の年齢:10代2%、20代19.9%、30代30.7%、40代28%、50代16%、60代以上4%
調査結果サマリー
・大阪に住んだらしたいこと1位は「グルメの堪能」
・大阪の魅力は「食べ物」が4割、大阪の理想的な居住地は「大阪市」が6割以上
・住まいで重視する条件は「住環境」が1位、住居はマンションが約半数
大阪に住んだらしたいこと1位は「グルメの堪能」
10代から60代以上までの回答者564人に「大阪に住んだらしたいこと」について聞いたところ、1位が「グルメの堪能」で248人、2位が「観光地めぐり」で110人、3位が「趣味に没頭」で66人という結果になりました。かつて「天下の台所」と呼ばれ、今も「食い倒れの街」として知られる大阪のイメージが、幅広く定着していることがわかります。
<1位:グルメの堪能>
・飲食店巡りが好きなのですが、兵庫県から大阪の行列の並ぶ店に行くと欲しいものが売り切れになることがあり、大阪に住んでいれば人気店に並びやすいと思うからです。また、新幹線駅や空港へのアクセスもいいので他地域への旅行にも行きやすそうなのが理由です。大阪にしかない飲食店を楽しみ、関西グルメ系ブロガーとして活動したいというのが挑戦したいことであり目標です。(20代女性)
・大阪は食い倒れの街として認知されているので、たこ焼きやお好み焼き、ラーメン、串カツなどの多彩な食文化を堪能したいです。(40代男性)
・まずは天下の台所の美味しいものを目一杯楽しみたいです。一流のお店から、ストリートフードまで、いろいろ食べたいです。お気に入りのお店を見つけたいです。料理は苦手な分、できるだけ外ですませたいというのが本音です。(40代その他)
1位は「グルメの堪能」で、「たこ焼きやお好み焼きなどの粉もんを食べたい」や「人気店に気軽に足を運びたい」という意見が見られました。多くの人が大阪を食い倒れの街として認識しており、大阪の食文化に魅力を感じていることがわかります。
<2位:観光地めぐり>
・大阪は大阪城や通天閣、万博記念公園など人気スポットが盛んなので行きたい場所に困らないのがポイントです。観光以外でも串カツやたこ焼きなどグルメを堪能したい気持ちもあります。 移動手段については電車やバスなどの交通アクセスが整っているので車がなくても不自由ではない点も嬉しいところです。 一番達成したい目標はオリックスバファローズのリーグ4連覇を京セラドームで見届けることです。(30代男性)
・子供がマリオのゲームが大好きなので、ユニバーサルスタジオジャパンの年パスを買って1ヶ月に1回ずつは遊びに行きたい。今は関東に住んでいるけど、ディズニーランドは年パスを再開してくれず、あまり楽しめていないので、大阪に住んで好きなだけユニバで遊びたい。アトラクションだけの日、ショーやパレードだけ見る日、など贅沢な遊び方をしたい。(30代女性)
・関西は古い神社、仏閣、遺跡、城などが豊富に存在するため、自動車や鉄道で見て歩くには永久に楽しめる。鉄道網が発達しており、移動にはそう困る事はない。人々も明るく気さくな人が多く、人情があって暮らしやすいのではないか。安くて、美味しい食事にも興味がある。神戸、京都、奈良、滋賀などと屈指の観光スポットも至近距離にあり、楽しみは尽きない。(50代男性)
2位は「観光地めぐり」で、「大阪城や通天閣」のような歴史的・文化的な観光地をはじめ、「USJ」のような娯楽施設を楽しみたいという意見が見られました。また、大阪府をはじめ周辺エリアにも「神社や仏閣」などの歴史的建造物が多いため、少し足を伸ばせばさまざまな楽しみ方ができます。
<3位:趣味に没頭>
・本場のお笑いを味わってみたいためです。笑いを求めてテレビやYouTubeをよく見ています。そのため好きなお笑い芸人や配信者さんがいるのですが、住んでいる所の近くでライブ等が実施されないので本物を見る機会がありません。大阪に住んで、劇場に足を運んで好きなお笑い芸人さんを見たり、関西弁を話すファンの人と交流して笑いに対する知見を深めていきたいです。(20代女性)
・阪神タイガースのファンのため甲子園球場にすぐに行ける距離に住みたいと思ったため。優勝を肌で感じたい。優勝おめでとうセールなどが行われる百貨店は朝から長蛇の列ができているのはテレビで見て把握しています。その為大阪に住んで私自身も朝から並んで一緒に盛り上がりたいと思いました。生活の中心に阪神タイガースがある方々が多い地域だと思うのでそのような環境での生活に憧れています。(20代男性)
・推しが大阪を拠点に活動しているため、毎回北海道から行くのが大変なので大阪に住んでたら金銭的にありがたいから。また、大阪は名古屋にも東京にも九州にも行きやすい中間地点に位置していると思っているので、旅行しやすそうだなと思いました。(20代女性)
3位は「趣味に没頭」で、阪神ファンやお笑いファンから、もっと気軽に球場やライブに足を運びたいという意見が上がっていました。他にも推しのライブに行きたいなどの意見もあり、大阪でさまざまなジャンルの活動が活発に行われていることがわかります。
<4位:新しい人間関係>
・大阪の人はおおらかで面白く、通りがかりの人にすら気兼ねなく話しかけるイメージがあるから。地域の人と立ち話をしてわいわい騒いだり、軽いノリでツッコミを入れたり入れられたりしてみたいから。都会のように常にピリピリしているのでなく、細かいことは気にせず許してくれそうだしポジディブに生活できそうで少し憧れる。(20代女性)
・以前に住んでいたことがあるから。お笑いが大好きで、関西人のいい意味での情の深さや面白さがとても好きです。時には、おせっかいな感じもするのですが、人間味があって、個人的にはそういったイメージで好きです。阪神が優勝して喜びを爆発させる、笑いがある、人情味、そういった意味で面白かったり、いい人に出会えそう。(40代女性)
・学生時代に住んでいて、コテコテの関西ノリがとても好きでした。新しい人間関係を築いて、コテコテの関西ノリを習得したいです。(20代女性)
4位は「新しい人間関係」で、選んだ人からは大阪府民の人間性に対し「面白い」や「おおらか」といった印象があるという意見が寄せられていました。実際に住んでいた人からも「情の深さや面白さがある」といった意見が上がっており、お笑い文化が根付いていることが窺えます。
<5位:キャリアアップ・スキルアップ>
・大阪は求人が多く、ビジネスチャンスも多いと思います。私は教育業界にいたことがあるので、大阪で転職して、スキルやキャリアアップしていきたいです。あと経営者の方も多いと思うので、セミナーなどに参加して、経営のノウハウを学びたいと思います。仕事でのキャリアを重ねて、ゆくゆくは教育業界で起業したいと思っています。(40代女性)
・大阪では挑戦できることが多そう。仕事の数も多そうだし夢を持つ人が多いイメージで人柄も良さそうだから。大阪では、夢を追ってる人を支えられるようなマネージャー業をやってみたい。近くで一緒に応援していきたいし、たくさんの人も居るので人生経験として、こんな人もいるんだというのを知っていきたい。夢を叶ってる人を見届けたい。(20代女性)
・いくつか理由はありますが、1番は今の仕事のスキルアップです。今の住んでいるところでは求人が限られており年収アップや新しいことへの挑戦も難しいと感じています。また、医療関係の仕事ということもあり勉強会やセミナーの参加、新たな資格取得のための試験も受ける機会が多いのですが、開催地の多くに大阪が含まれています。交通便もよく新たなスキルアップへの機会も多いため今まで経験のないことへ挑戦したいです。(20代男性)
5位は「キャリアアップ・スキルアップ」で、「セミナーに参加したい」や「試験会場になっている」といった声が見られました。大阪の利便性や、セミナーの数や質に惹かれている人がいることがわかります。
<6位:子育て・教育・学業>
・子どもの進路を考えた時に、大阪だと今よりもかなり選択肢が広がると思うので、大阪に住んでみたいと思います。やはり子どもは周りの環境に影響されやすいので、子どもに合った環境の中で気の合う友人を見つけてお互いに切磋琢磨しながら成長して欲しいと思っています。そのためにも私立や公立の学校が多く通いやすい大阪が良いと思います。(40代女性)
・子どもの中学受験を機にいろいろと調べてみると、関西にも有名な中学校受験をするような学校がたくさんあるから。大阪に住めば、近隣の神戸や京都、奈良などへの通学が便利なため気になっている。(40代女性)
・大阪の人は、積極的、楽天的な人が多いイメージでこどもにもそんな風に育ってほしいです。周りの人も温かいイメージがあるので子育てがしやすそうです。(20代女性)
6位は「子育て・教育・学業」で、「中学受験を考えたときに選択肢が多い」や「通学が便利」といった意見が上がっています。他にも、大阪府民の人柄に良い印象を持っている人からは「子育てがしやすそう」という意見もあり、学業に集中したい人以外からも注目が集まっています。
<7位:リラックス>
・東京都に住んでいますが、生活費のコストと比べて住環境が見合っていなくワークライフバランスが崩れている日々の中で三大都市の大阪では生活コストを削減しながら分譲マンションに格安で住むことができることで、東京で味わえなかったワークライフバランスを整えて心身ともに健康に過ごす日々を送ることが最大の目標です。(30代女性)
・大阪人の暖かい人柄にふれてみたい。東京にはない、人とのつながりを見つけたい。堺はとても歴史的に興味があるし、子供も一緒に遊びにいけるサイトがたくさんある。公園も大仙公園、浜寺公園等大きな公園が沢山あって犬と子供をつれて週末は過ごしたいです。(40代女性)
7位は「リラックス」で、東京よりも物価が安いイメージがあることから、ワークライフバランスが整いそうという意見が見られました。また、大阪人の人柄に好感を抱いている人からは、東京とは違うつながりができそうという意見もありました。
<8位:季節ごとのアクティビティ・イベント>
・大阪の府民性が好きで、気取らず素の自分でいられる気がして楽しく生活できそうだからです。地域にもよるとは思いますが、イベント等にどんどん参加して色々な方との出会いで人脈を作りたいです。現年齢で無趣味なので高齢になった時に人生楽しめる趣味を見つけ何かに役立てたいと思ってます。これまでなり振り生きてきた人生だったので少し息抜きして悔い無い生き方をしたいと思ってます。一つの目標、願望です。(50代女性)
・大阪にずっと住んでいますが、食べ物がおいしい店がいっぱいあります。交通の便もとてもいいので、住みやすいです。電車はすぐに来ますし、繁華街も近いです。イベントも面白いです。仕事はいっぱいありますが、すぐにやめてしまうので転職を見つけたいです。大阪は人も多くて繁華街などはイベントでは混雑しますが、盛り上がりがすごいです。(50代女性)
8位は「アクティビティ・イベント」で、「どんどん参加して地域の人との交流を深めたい」や「イベントが面白い」といった意見が見られました。大阪では、万博記念公園でマルシェを開催したり、花火大会があったりと季節ごとのイベントが数多く開催されています。USJもあり、イベントには困らない環境が整っているといえるでしょう。
大阪の魅力は「食べ物」が4割、大阪の理想的な居住地は「大阪市」が6割以上
続いて、「大阪の魅力」について聞いたところ、1位が「食べ物」で224人、2位が「府民の人柄」で113人、3位が「住みやすさ」で65人という結果になりました。食い倒れの街のイメージ通り、大阪の食文化に魅力を感じている人が多いとわかります。
実際、大阪には天神橋筋商店街のような飲食店が多く入った大きな商店街も多数あり、食べ歩きが楽しめるようになっています。たこ焼きやお好み焼きに代表される粉もんはもちろん、串カツに豚まん、チーズケーキなど美味しいものがたくさんあるので、足を運んでみてください。
また、大阪の理想的な居住地としては「大阪市」が376人で6割以上の支持を集めるという結果に。大阪市には「あべのハルカス美術館」や「大阪中之島美術館」などの文化施設はもちろん、大型ショッピングモールやカフェなども揃っており、外出が好きな人にとって非常に楽しめる場所だと言えます。
住まいで重視する条件は「住環境」が1位、住居はマンションが約半数
最後に、「大阪に住んだ場合、住まいで重視する条件」を聞いたところ、「住環境」が1位で226人、「交通の便利さ」が2位で200人、「子育て環境」が3位で61人という結果になりました。多くの人が、住環境や大阪の交通の便利さを重視していることがわかります。
「子育て」も3位にランクインしており、周辺地域の学校へのアクセスの良さや選択肢の多さ、人柄が子育ての面で魅力を持っていることが窺えます。
また、「大阪で生活する場合の住居」については、「マンション」が271人で1位という結果に。約半数の人が、マンションでの生活を望んでいることがわかります。一方、「一戸建て」や「賃貸」を選んだ人は141人で、マンションの約半数という結果に。戸建住宅はマンションよりも比較的高いため、価格がネックになっていることが窺えます。
まとめ
大阪に住んだらしたいこと1位は、「グルメの堪能」という結果になりました。食い倒れの街として知られる大阪ならではの結果と言えるでしょう。実際、大阪の魅力について「食べ物」と回答した人は全体の4割にのぼっており、大阪名物のたこ焼きやお好み焼きをはじめとする粉もん、串カツ、お土産としても人気の豚まんにチーズケーキなど、食べたいものの候補としてさまざまな意見が寄せられていました。
また、大阪の理想的な居住地は「大阪市」が6割以上となっており、美術館やショッピングモール、人気のカフェなどが多く、交通の便も良いところが支持を集めています。実際、住まいで重視する条件は「住環境」が1位、交通の便利さが2位という結果に。また、住居はマンションが約半数となっており、戸建住宅の価格がネックになっていることが窺えます。
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