【2023年度グッドデザイン賞】MAAGZ『ANIMAL LIGHTER / うんちの着火剤』がグッドデザイン・ベスト100を受賞

株式会社フロントビジョンのアウトドアブランド「MAAGZ」が開発した『ANIMAL LIGHTER / うんちの着火剤』が、2023年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)において「グッドデザイン・ベスト100」を受賞しました。

受賞ギャラリー

https://www.g-mark.org/gallery/winners/17770?years=2023&awardCodes=BEST100

目次

開発の背景

日頃自然の中でアクティビティを楽しむ私たちが、『自然に恩返しできるプロダクトを作れないか』という思いから開発をスタートしました。草食動物の糞を主原料に、山の手入れで出る間伐材とパラフィンを加え成形しています。 「焚き火の際に、同じ地球で暮らす様々な生き物たちに思いを馳せる瞬間が生まれてほしい」という願いを込めています。また、本企画がスタートした頃はコロナ禍の真っ只中でもありました。多くの動物園が休園せざるを得ない状況を見た時に、その園独自の動物たちの糞でつくることで、日常が戻った時にお客様が足を運ぶひとつのきっかけになってほしいという思いもありました。

審査員による評価コメント

コロナ禍以降、アウトドアカルチャーが更に醸成されたことで昨今、多くのプロダクトが開発されている。うんちの着火剤は、燃料に着目し、商品がかたちづくられるプロセスや関係性自体が魅力になっているプロダクトだ。動物の糞はカロリーが高いため、古くから農業では土壌改良に使われてきたが、動物園などの糞は量も少なく、その循環には入りにくかったように思う。この着火剤の強みは、少量であることを活かし、「着火剤」というプロダクトにすることで、ユーザーが出会える、買えるうんちにしたことだろう。キリンやレッサーパンダなどのうんちを手元に置き、燃料としても使えるようにした図鑑のようなパッケージも評価が集まった。

グッドデザイン賞とは

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

http://www.g-mark.org/

製品概要

さまざまな草食動物の糞を主原料にした、MAAGZオリジナルの着火剤。インドの乾燥糞燃料からヒントを得たアイテムです。専用の窯の中で加熱処理後、プレス機で高圧縮をかけペレット状に成形。表面はサラッとしていてベトつかず、一般的な固形着火剤と同じように使用できます。

この着火剤のテーマは「自然との循環」。売り上げの一部は野生動物の保護活動に役立てられます。

  • 製品名:ANIMAL LIGHTER / うんちの着火剤
  • 原材料:草食動物のうんち(長崎バイオパーク、盛岡市動物公園ZOOMO)、木屑(檜・杉)、パラフィン
  • 燃焼時間 M size:約10分 S size:約6分
  • 入数 M size:10個 S size:7個
  • 容器サイズ M size:H113mm × φ50mm S size:H83mm × φ36mm
  • 価格 M size:¥1,210(税込) S size:¥900(税込)
  • 商品詳細URL https://store.maagz.jp/collections/all/products/ct0009

株式会社フロントビジョン

URL: https://frontvision-consulting.com/

URL: https://store.maagz.jp/

SNS: https://www.instagram.com/maagz.jp/

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