■蔵王(ツーリングルート)

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御釜と滝を眺め見る

蔵王といいますとスキーや樹氷など冬のイメージが強い場所ですが、コバルトグリーンの水面をたたえます御釜の他、実は多くの滝や景勝地があり、走りやすい蔵王エコーラインとともにツーリングが楽しめるエリアです。今回は東北自動車道の白石ICから東北中央道の山形上山ICへと蔵王を横断するツーリングルートをご紹介致します。

御釜(宮城県)

総走行距離~約180km(立石寺に寄り山形蔵王ICから帰路に着く場合)

東北自動車道の白石ICで下りて、県道12号線で蔵王エコーラインへと向かいます。しばらく走りますと、蔵王大権現の大鳥居が見えますので、鳥居を潜りますと蔵王エコーライン(無料)に入ります。森林の中を走りつつ、やがて滝見台がありますでの、そちらに寄って見ます。

三階の滝は落差181mという東北屈指の落差を誇る滝で、その名の通り三段になって流れる滝です。滝見台からはその全容は見れず、遠望にはなりますが、エコーライン沿いからすぐに見れるアクセスの良さは嬉しいです。なお、もう少し上流にあります高さ53.5mの不動滝は、滝見台からエコーラインをさらに1kmほど進んだところに蔵王不動尊が建っていられる場所があり、そこからすぐ先に不動滝展望台があり、近くで見れて、水量も多くその豪瀑感を感じることが出来ます。

再び蔵王エコーラインを走り、幾つかのヘアピンを抜けますと開放感ある景色が広がり、賽の磧駐車場、そして、こまくさ駐車場に到着します。もう少し先に御釜に向かうハイランがあるので通過しがちな場所ですが、是非立ち寄りたい景勝ポイントです。駐車場から荒涼地を会歩いて駒草平展望台に。

岸壁内を流れ落ちる不帰の滝や振り子滝が一望でき、山々の山肌や緑と相まって、とても綺麗な景観を見ることが出来ます。特に紅葉時は色鮮やかなパレットを見るような好景観が望めます。駐車場からもすぐですので、是非、立寄られて見られることをお勧めします。

そそて、こまくさ駐車場から少し先に行きますと、今度は大黒天駐車場があります。ここは御釜の眺望がいい刈田岳山頂へのハイキングコースの入口となっていて、ハイキングコースの入口まで少し(5分くらい)上って見ます。ガスのせいか、荒涼とした地と、またエコーライン越しの好眺望を望めます。

大黒天駐車場の先の高台より

さて、そのままエコーラインを進みますと、春先には雪の回廊となる場所を過ぎて、そして御釜へと向かいます蔵王ハイラインに入ります(390円)。約2.5kmの道で、ほぼ御釜へ行くための道となります。そして、終点が大型駐車場になっていて、御釜まで歩いて5分くらいで着きます。駐車場は無料で、このアクセスの良さはとても嬉しいです。

御釜~周囲長約1kmの円形の火口湖で、強酸性の湖水のため生物は生息していません。時間や太陽の光具合によって湖面の色が変化するため、五色湖とも呼ばれています。

再び蔵王ハイラインを下り、蔵王エコーラインに戻り、山形方面へと向かいます。途中で県道53号線に入り北上しますと、蔵王温泉街に到着します。鴫の谷地沼や横倉滝、どんどんびき(見返り滝)などのみどころがあるほか、上湯、下湯の共同浴場、立ち寄り湯の源七露天の湯、また強酸性の大露天風呂などがあり、時間があれば温泉街を散策されてみてはいかがでしょうか。

蔵王温泉[photolibrary]

蔵王スカイケーブルに乗るか、迂回路になりますが、狭道を上りますとドッコ沼があり、ドッコ沼から往復約60分、不動滝入口から往復約40分のところに不動滝があります。急階段もあり体力を使いますが、迫力のある見ごたえのある落差15mの不動滝を見ることが出来ます。

ドッコ沼

蔵王温泉を後にしてそのまま県道53号線を北西方面に進み古竜湖や二ツ沼などの湖沼群を抜けますと西蔵王公園があり、その展望広場から山形市街を一望できます。また少し下ったところに悠創の丘という公園があり、標高は低くなりますが、そこからも山形市を一望できます。

西蔵王公園の展望台

そして、そのまま県道を下りますと、国道13号線交差し、東北中央自動車道の山形上山ICか、山形自動車道の山形蔵王ICに入ることが出来ます。

ちなみに、山形蔵王ICから北に14kmほど走りますと、山寺こと立石寺がありますので、時間がありましたら立ち寄られて見られてはいかがでしょうか。但し、石段は1000段以上、片道30分を費やしますので、体力は温存されておいた方が良いようです。

立石寺~山形市にあります860年創建の天台宗の古刹で、長い石段を上った先からは好景観を望めます。松尾芭蕉が「閑さや 巖にしみ入る 蝉の声」と俳句を詠んだ場所でもあります。入場料300円

また立石寺の先に千住院という寺院んがああり、その奥を15分ほど歩くきますと、垂水不動尊という奇勝地に鳥居のある神秘的なパワースポットがありますので、時間がありましたら、是非。

垂水不動尊

実走ガイド

蔵王(ヤマハ MT-09)

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