■ゼロスグラブヒート

2021年1月3日2022年1月23日

抜群のコストパフォーマンス

寒さが沁みる冬季の箱根・伊豆にて実着して走ってみました。ノーマルモードでもかなり暖かくて、日中であればセーブモードでも十分過ぎるほどの暖かさでした。

寒い時期の最強暖房アイテムとしての地位を築いている電熱グッズですが、特に手指は、冷たい走行風をダイレクトに受けて冷えると、バイクの操作に影響を与え、安全いも関わってきます。

とはいえ、バイク用として販売されています電熱グローブは、別売りのバッテリーと充電器を購入すると３万円を超えるものも多く、なかなか手が出しづらいです。しかし。このレッドバロンが展開するゼロスグラブヒートは、グローブ本体に左右用のバッテリー２個、充電器が全てパッケージで入ったオールインで、税別19,800円という大変魅力的な価格になっています。

中綿素材は、甲側に防風・防水に優れたデュポン社のコンフォマックスを、掌側には保温性に優れた3Mのシンサレートを配置し、裏地には透湿性に優れたベンベルグ社の高機能生地を採用しています。

実際に装着してみますと、ほかゼロスグローブシリーズのゼロスグラブ・ウィンターやゼロスぐらぶ2などと同様に、とても肌触りが良く、脱着がしやすいです。

電熱グローブも各社がいろいろな機能を付けていますが、やはりグローブの基本であります装着のしやすさとフィット感、それにレバー操作がしやすい手指がきっちり保護されること。それら全てゼロスグラブの根幹にきちんとあることが、最大の魅力だと思います。そのうえで、ライダー目線でのこだわりを追求しています。

小指側から小指の側面部分にかけて衝撃吸収素材を配置し、万が一の転倒時にも眺めのプロテクションで、手や指へのダメージを最小限に抑えてくれるので安心感がとても高いです。

ゼロスグラブヒートは、コンパクトなバッテリーをグローブの裾に収納。裾側とあって、走行中も全く気にならないです。誤作動防止のため、スイッチを３秒間長押しでON。すぐに暖かくなります。バッテリーはハイパワーモードで２時間、ノーマルモードでは３時間、セーブモードで4時間も持続しますが、通常の寒さであればセーブモードで十分。高品素材を採用していてグローブ自体がかなり暖かいので、日中はあえて電源を切って走っても寒さを感じませんでした。もし必要であれば、別途バッテリーをレッドバロンの店舗で購入することも出来ます。