北海道に次ぐ広い面積の県が多く、また、都市化の部分もすくないことから多くの自然が残っている東北エリア。雪国らしい人情の温かさも感じられるほのぼのろした場所です。見どころも多く、人気の八幡平や磐梯のほか多くのツーリングエリアがあります。エリアが広い分いろいろなルーティングが出来ますが、今回はその中で厳選いたしました10ルートをご紹介致します。但し、やはりエリアが広い分、走行距離も多めですので、名湯に浸かりながらの宿泊も視野に入れてのルーティングがお勧めです。
①津軽海峡周遊 ②下北半島 ③津軽半島～白神山地 ④十和田・奥入瀬・八甲田 ⑤三陸海岸・遠野 ⑥八幡平 ⑦男鹿半島 ⑧蔵王 ⑨出羽三山 ⑩磐梯・会津 ⑪南会津・只見線
□津軽海峡周遊
冬景～色♪は寒くて見れないけれど、北海道には上陸してみたい！
青森からせっかくなら津軽海峡を隔てた先にある北海道に行きたい！という思いから、青森～函館～駒ヶ岳～下北半島と２つのフェリー航路を利用しました津軽海峡を周遊するルートです。フェリーを２回使いますので、お金と時間はかかりますが、北海道を走ったという満足感の高いルートです。
□下北半島
悟りを開けそうな本州最北端の地
恐山や仏ヶ浦など、浄土的な風景が多い本州最果ての地の下北半島。半島自体がかなりおおきいながらも走れる道は限られていて、特に海岸線を走りますと、距離と強風で疲労度が高まりがちです。半島内の見どころは幾つかありますが、自身の興味や体力を鑑みて同ツーリングルートをご参考にされてリルートされることをお勧め致します。
□津軽半島～白神山地
日本海を満喫、って世界遺産の白神山地って何があるのだろうか…
人が少ない下北半島とはまた違い、観光の方々が多く集まる龍飛崎やライダーに人気の竜泊ラインなどがあり、多くのライダーが集まる場所でもあります津軽半島。日本海側ということで荒々しい海を見ながら走る海岸線は爽快で、今回はそのまま海沿いを走り、人気の白神山地の青池に至るルートをご紹介致しました。
□十和田・奥入瀬・八甲田
絶景地の三重奏
十和田湖、奥入瀬渓流、八甲田山と、人気の３つのエリアを同時に楽しめるツーリングルートです。特に日本を代表する奥入瀬渓流沿いから爽快な八甲田山麓を走ります、八甲田十和田ゴールドラインは山岳路ではないものの、清涼感と爽快感を満喫できる道です。混雑はしますが、特に紅葉時は素晴らしいエリアです。
□三陸海岸・遠野
リアス式海岸と河童
北山崎や鵜の巣断崖などを経由します三陸海岸の荒々しさを満喫できるルートです。また、美観の龍泉洞や浄土ヶ浜も見つつ、民話の遠野へと至るルーティングになっています。見どころも多い分、断崖や鍾乳洞は歩きますので時間配分には要ご注意を。定番のツーリングコースではないですが、日本有数の絶景を望めるルートです。
□八幡平
北東北有数の走りが楽しめる景観地
北東北屈指の山岳ロードの八幡平アスピーテラインを中心として、周辺の観光地を楽しむルートです。時間があれば、八幡平散策や玉川温泉なども楽しみたいところです。今回は少し足を延ばして、田沢湖や小岩井農場に至るルーティングでご紹介致します。
□男鹿半島
多くのライダーが立ち寄る好景勝地
展望台から爽快な草原の山麓を望める寒風山のほか、多くのライダーが集う入道崎など、ライダーに人気の半島周遊ルートです。周遊ルートのため、特にオリジナル感は無く定番ではありますが、ちょっとマイナーなカンカネ洞や、男鹿半島を代表する古刹の真山神社などを経由するルーティングをご紹介致します。
□蔵王
御釜と多くの瀑布の景観を楽しむ
宮城県はもちろん東北を代表する好景観地の蔵王。必見の御釜へと至ります蔵王エコーラインと蔵王ハイラインを中心としたルートで、道中の立ち寄りスポットもご紹介しています。また、山形側に下りて意外と近い山寺までのルーティングに致しましたが、山寺はかなり上りますので、要体力温存で。
□出羽三山
ご参拝ツーリング
山形県を代表します出羽三山。走るツーリングというよりは、ご参拝ツーリングという感じで、各社を巡って、歩いて、参拝するという形のルーティングになっています。最後に、ちょっとほっとするためにトトロの木を入れたルートになっています。
□磐梯・会津
国内屈指の浄土平の景観を望む
南東北屈指のツーリングエリアで、首都圏からも日帰りで行けることから人気の磐梯吾妻エリア。今回は定番の裏磐梯～会津へと至るルーティングをご紹介致します。メインはやはり磐梯吾妻スカイラインとその道中にあります浄土平。但し、ガス噴霧地帯の浄土平は通行止めになることもしばしばありますので、事前のご確認がお勧めです。
□南会津・只見線
風情ある只見線沿いを走る
福島県の会津若松駅から新潟県の小出駅とを繋ぐ、日本屈指の秘境路線のJR只見線。只見川沿いを走り、その渓流と鉄道の橋梁のコントラストが素晴らしく、多くの鉄道風景撮影のカメラマンが集う場所でもあります。ツーリングエリアとしてはマイナーながら、日本の原風景や山に囲まれた手付かずのその土地の文化を楽しむことの出来るツーリングルートです。
