1998年に海上保安庁が募集を行い、一般の投票により『あなたが選ぶ「日本の灯台50選」』に選ばれました日本全国にあります50の灯台です。
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突端が好きなライダーは、ツーリングでよく岬に立ち寄ることが多いですが、その時に良く見ますのが灯台です。灯台自体を目的地に来ることは、あまり多くはないのですが、実は日本全国にあります灯台は、役割は同じであれその形や歴史はまちまちで、各々の灯台を知って訪ねると、また造詣が深まること請け合いです。そんなツーリングのための立ち寄り灯台情報として、全灯台の一部にはなりますが、日本の灯台50選を掲載させて頂きました。
但し、どんなに難易度が高くでも歩けばたどり着ける日本の滝百選と違い、日本の灯台50選の中には海上の無人島に建つ灯台もあり、バイクはもちろん歩いて訪れるのは渡船を使わない限り無理ですが、その多くが駐車場から至近の場所にあり立ち寄りやすく、また、いろいろな形の灯台があり画像を見ているだけでも雰囲気を味わえます。また、灯台50選を含む全国の主要な灯台では灯台カードが発行されています。
なお、灯台は太平洋戦争時に標的にされ、多くの灯台が破壊、損傷を受け、多くの灯台守が殉職しました。現在は戦後に建て替えられた灯台も多く、ある意味の戦争遺跡なのかもしれません。
[灯台までのアクセス難易度]
★アクセスが楽(バイクから降りずに見れる、駐車場からすぐ〜10分)
★★歩きます(徒歩10〜20分)
★★★結構、歩きます(徒歩30分〜1時間)
★★★★到達難易度が高い(徒歩1時間以上)
★★★★★到達困難(海上など渡船でのみ到達可)
□灯台あれこれ
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・もっとも早くに初点灯した洋式灯台:観音埼灯台(神奈川県) 明冶2年(1869年)初点灯
・もっとも灯塔が高い灯台:出雲日御碕灯台(島根県)43.65m ※江ノ島灯台(神奈川県)は60mですが、展望灯台のため除外
・もっとも標高の高い(海面から灯台最上部までの高さ)灯台:茂津多岬灯台(北海道) 288.0m
・もっとも灯火標高(海面から灯火までの高さ)の高い灯台:余部埼灯台(兵庫県) 284.1m
・もっとも北にある灯台:宗谷岬灯台(北海道)
・世界灯台100選(世界各国の歴史的に特に重要な灯台100選)に選ばれている日本の灯台
犬吠埼灯台(千葉県) 姫埼灯台(新潟県) 神子元島灯台(静岡県) 美保関灯台(島根県) 出雲日御碕灯台(島根県)
・参観灯台(内部が常時一般公開されているのぼれる灯台:全16基)
東北:尻屋埼灯台(青森県) 入道埼灯台(秋田県) 塩屋埼灯台(福島県)
関東:犬吠埼灯台(千葉県) 野島埼灯台(千葉県) 観音崎灯台(神奈川県)
中部:初島灯台 (静岡県) 御前埼灯台(静岡県) 安乗埼灯台(三重県) 大王埼灯台(三重県)
近畿:潮岬灯台(和歌山県)
中国:出雲日御碕灯台(島根県) 角島灯台(山口県)
九州:都井岬灯台(宮崎県)
沖縄県:残波岬灯台 平安名埼灯台
・第1等灯台(第1等レンズを使用した灯台:全5基)
犬吠埼灯台(千葉県) 経ヶ岬灯台(京都府) 出雲日御碕灯台(島根県) 角島灯台(山口県) 室戸岬灯台(高知県)
□日本の灯台50選
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