北海道の9基に続く、4基の灯台が選ばれました青森県。下北半島や竜飛岬など、ライダーに人気の場所が多いのが特徴です。特に男鹿半島にあります入道崎は、ライダーの聖地とも呼ばれ、多くにツーリングライダーが訪れる場所です。
□青森県
■尻屋埼灯台(しりやざきとうだい)
塔高:32.82m 初点灯:1876年10月
下北半島の尻屋崎に建つ灯台で、塔高は32.82mと、国内で6番目の高さを誇りますレンガ造りの洋式灯台です。1945年に米軍の掃射を受けて破壊されるも、その翌夏、壊れたはずの灯台の灯がともったという目撃が相次いで報告され「まぼろしの灯台」とも言われました。灯台にはその時の銃撃の跡が残っています。周囲には寒立馬が放牧されています。ゲート開閉時間にご注意を。見学料300円
■大間埼灯台(おおまさきとうだい)
塔高:25.4m 初点灯:1921年11月
本州最北端の下北半島の大間崎の沖合にあります弁天島に建つ、赤と白のストライプの灯台です。離島にありますため陸から訪ねることは出来ませんが、大間崎からその遠望を望むことが出来ます。灯台の手前に真っ赤な鳥居が立っています。
■龍飛埼灯台(たっぴさきとうだい)
塔高:13.72m 初点灯:1932年7月
津軽半島の竜飛崎の高台に建つ灯台です。好天であれば北海道を望むことが出来ます。近くには階段国道339号線や青函トンネル記念館などがあります。観光地のため、結構人が多い場所です。是非、近くの津軽海峡冬景色歌謡碑にあるボタンを押して歌を聞いてください。最高です。
■鮫角灯台(さめかどとうだい)
塔高:22.73m 初点灯:1938年2月
青森県八戸市の種差海岸沿いにあります白い円筒の灯台で、例年4月~10月に一般公開されています。種差海岸越しに太平洋を一望できるほか、隣にあるタイヘイ牧場の馬も眺められます。近くに、葦毛崎やイタコマイマイ岩があります。
□岩手県
■陸中黒埼灯台(りくちゅうくろさきとうだい)
塔高:11.95m 初点灯:1952年7月
岩手県黒崎の三陸海岸の標高130m以上の断崖に立つコンクリート造りの灯台です。北緯40度線上に灯台があり、近くに北緯40度の地球儀があります。近くには眺望の良い黒崎展望台や海上に落ちる150mの滝が望めるアンモ浦展望台などがあります。
■魹ヶ埼灯台(とどがさきとうだい)
塔高:33.72m 初点灯:1902年3月
国内で4番目の高さを誇る灯台で、三陸海岸の重盛半島の本州最東端の地に立っています。姉吉キャンプ場まではバイクで行けますが、そこから約3.8km(約50分)ほど遊歩道を歩きます(クマに注意)。映画「喜びも悲しみも幾歳月」の原作者が7年間にわたり過ごした灯台でもあります。
□宮城県
■金華山灯台(きんかさんとうだい)
塔高:12.82m 初点灯:1876年11月
宮城県の牡鹿半島沖にあります離島の金華山 東岸に立つ灯台で、日本の灯台の父とも言われていますリチャード・ブラントンの設計になります。1945年にアメリカ軍の砲撃を被弾。尚、神聖地の金華山まではフェリーが出ていますが、島内に入ってから灯台まで徒歩1時間30分ほどかかります。鹿や猿にご注意を。国登録有形文化財。
□秋田県
■入道埼灯台(にゅうどうさきとうだい)
塔高:27.92m 初点灯:1898年11月
男鹿半島の北端に立つ白と黒のコントラスト(通称パンダ灯台)の灯台で、北緯40度線上に立っています。海の景観はもちろん、夕日の美しさでも有名です。また、ライダーが多く集まる場所でもあります。近くに40度モニュメントがあります。見学料300円。
□福島県
■塩屋埼灯台(しおやさきとうだい)
塔高:24.0m 初点灯:1899年12月
いわき市の塩屋岬にある灯台で、映画「喜びも悲しみも幾年月」の原作者の夫が灯台長を務めたこともあります。美空ひばりさんの曲「みだれ髪」の歌詞に塩屋の岬と歌われていることから、同灯台の近くには美空ひばりさんの歌碑と遺影碑が、そして、少し離れた北側には永遠のひばり像が立っています。見学料300円。