9基という、全都道府県の中で一番多くの灯台が日本の灯台50選に選ばれました北海道の灯台。降雪時でも認識できるように赤と白で塗り分けられた灯台が多いのも特徴です。また、日本最北端の宗谷岬と最東端の納沙布岬に灯台があるほか、襟裳岬や地球岬など、北海道ツーリング時に立ち寄る人気の各岬にありますので、立ち寄りやすいのも嬉しいエリアです。
■稚内灯台(わっかないとうだい)
塔高:43m 初点灯:1900年12月
ノシャップ岬のすぐそばに立っています灯台で、雪が降っても分かりやすいように赤と白のストライプになっています。塔高は島根県の出雲日御碕灯台の43.7mに次いで国内2位の高さを誇ります。
■宗谷岬灯台(そうやみさきとうだい)
塔高:17m 初点灯:1885年9月
日本政府が管轄する灯台としましては国内最北端にある灯台です。宗谷岬碑と道を挟んだ高台の上に立っていて、四角い形をしています。周囲は宗谷岬公園になっていて、戦争遺跡の大岬旧海軍望楼や、祈りの塔などがあります。
■知床岬灯台(しれとこみさきとうだい)
塔高:12m 初点灯:1963年10月
知床半島の先端にある灯台で、離島などではないため歩いて辿り着くことが出来ますが、ヒグマが生息する原生林の中や海辺など道なき道(というか道がありません)を20km以上歩く、陸上を歩いて到達できる灯台の中では最も困難とも言える灯台です。
■納沙布岬灯台(のさっぷみさきとうだい)
塔高:13.5m 初点灯:1872年8月
北方領土や南鳥島を除いて、日本の最東端にあります八角形の木造灯台です。洋式灯台としては北海道で最初のものになります。ライダーが多く訪ねます「本土最東端 納沙布岬」の碑からは少し離れています。北方領土までは数キロ。好天でしたら肉眼で歯舞諸島(水晶島)を見ることが出来ます。
■花咲灯台(はなさきとうだい)
塔高:10.0m 初点灯:1890年11月
根室市の花咲港そばにあります花咲岬に立つ赤と白で塗り分けられました灯台で、太平洋の好眺望が望めます。但し、強風やもやがかかることが多いのでご注意を。灯台の近くには国の天然記念物の柱状節理の車石があります。
■落石岬灯台(おちいしみさきとうだい)
塔高:14.9m 初点灯:1890年11月
根室半島の落合岬のある灯台で、雰囲気のある場所の建てられています。落合漁港からバイクで向かうと車止めがあり、そこから木道を歩いて20~25分ほどで着きます。周囲に何もない荒涼感と断崖絶壁を打ち付ける波で最果て感を感じられます。近くにアフラモイチャシ跡や、落合海岸にはトーチカの跡などがあります。
■襟裳岬灯台(えりもみさきとうだい)
塔高:13.7m 初点灯:1889年6月
襟裳岬に建つ白亜の灯台で、第二次世界大戦時に爆撃され破壊されましたが、1950年(昭和25年)に再建。とても風の強い場所としても有名で、駐車場に止めておいたバイクが置きゴケすることもありますので注意を。風が弱い時でしたら、襟裳岬が綺麗に見える襟裳神社旧鎮座祠跡(灯台から徒歩9分)まで歩かれて見られることをお勧め致します。
■チキウ岬灯台(チキウみさきとうだい)
塔高:15.0m 初点灯:1920年4月
室蘭市にあります断崖絶壁のチキウ岬(地球岬)に建ちます白亜の八角形の灯台です。地球岬駐車場から歩いてきますと、地球岬展望台があり、そこから白亜の灯台越しの真っ青な太平洋の景観を望むことが出来ます。近くには、チャラツナイ展望所やトッカリショ展望台などの好眺望地もあります。
■恵山岬灯台(えさんみさきとうだい)
塔高:18.85m 初点灯:1890年11月
恵山岬の突端に建つ白亜の灯台で、灯台の建つ芝生の緑と、海と空の青のコントラストが綺麗な場所です。灯台の周辺が恵山岬灯台公園となっていて、後方には恵山の美観も望むことが出来ます。その先に、干潮時に入用出来ます水無海浜温泉(入用時間は函館市のHPで確認できます)があります。