東北(日本の滝百選)

6県で百選の滝が15滝と、エリア別でも最高数を誇る東北エリア。秋田県の4滝を筆頭に、山形県と福島県より3滝が選ばれています。落差181mの三階の滝や落差124mの白糸の滝など落差のある滝から、日本三大名瀑に数えられることもあります秋保大滝や日本一の水量を誇ります三条の滝などの豪瀑まで、いろいろなタイプの滝が選ばれています。尚、東北の滝と言いますと秘境感が漂い到達が難しそうなイメージですが、その多くが比較的見やすいのも特徴ですが、青森県の松見の滝と秋田県の茶釜の滝は、滝への到達難易度が最高度になります。

秋保大滝(宮城県)

1.くろくまの滝 2.松見の滝 3.不動の滝 4.秋保大滝 5.三階の滝 6.七滝 7.茶釜の滝 8.法体の滝 9.安の滝 10.滑川大滝 11.白糸の滝 12.七ツ滝 13.乙字ケ滝 14.三条の滝 15.銚子ケ滝

■青森県

7.くろくまの滝(くろくまのたき)

観音様の合掌姿が見える ★★

くろくまの滝(青森県)

落差85m 滝幅15m 岩木山西麓にあり、観音様が合掌している姿に見えることから、古来より信仰の場ともなっています青森県最大の滝です。トイレ有りの駐車場から山道の遊歩道を歩いて15分くらいの場所にあります。

8.松見の滝(まつみのたき) 

徒歩3時間の秘境滝 ★★★★★

松見の滝 (青森県)

落差90mの2段の滝で岩壁に生える松からその名がついたと言われています。奥入瀬川の支流の黄瀬川に懸かる滝で、とても綺麗な滝ですが、トイレのある黄瀬バス停近くにあります小さなスペースの駐車場から、徒歩のみで入れる黄瀬林道を約9km、約3時間かけて見れる、日本の滝百選内でも秘境にある滝です。

■岩手県

9.不動の滝(ふどうのたき) 

不動明王が安置 ★★

不動の滝 (岩手県)

八幡平市にあります落差15mの三段の滝で、赤い橋を渡ると、滝に隣接する桜松神社があります。滝の中程には石彫りの不動明王が安置されています。桜松神社の駐車場に止めて、滝までは徒歩10分ほどです。

■宮城県

10.秋保大滝(あきうおおたき)

豪快な瀑布 ★〜★★

秋保大滝 (宮城県)

落差55m 滝幅6mの直瀑の豪快な滝で、日本三大名瀑に数えられる事もあります。大型の駐車場から秋保大滝不動尊の鳥居をくぐって、約5分ほど歩くと滝見台に着きます。また、滝つぼ駐車場から滝壺までは徒歩10分なのでこちらの方がお勧めです。ちなみに、滝見台経由で滝壺に行くと約20分かかります。

11.三階の滝(さんかいのたき)

東北屈指の落差 ★

三階の滝 (宮城県)

蔵王町にあります、落差181mの三段の段瀑で、東北屈指の落差を誇る滝です。県道12号線(蔵王エコーライン)沿いにあります滝見台展望台からは、三階の滝の遠望のほか、不動滝も見ることができます。

■秋田県

12.七滝(ななたき)

水車小屋のある滝 ★

七滝 (秋田県)

落差60mを七段に渡り流れ落ちる滝で、七滝と名付けられました。滝の近くには竜が祀られています七滝神社や水車小屋がありフォトジェニックな雰囲気があります。樹海ラインにあります道の駅こさか七滝の近くにあり、遊歩道もあり滝壺までのアクセスもいいです。

13.茶釜の滝(ちゃがまのたき)

三大難攻滝 ★★★★★

茶釜の滝 (秋田県)

落差100mの夜明島渓谷にある滝で、難易度が高いながら到達時間短めの林道脇の夜明島渓谷入口の駐車場からの夜明島渓谷の沢登りか、難易度はやや低くなるものの時間のかかる大場谷地駐車場からの山越えの2ルートがあり、滝到達まで2時間以上、百滝の中で三大難攻滝のひとつに数えられています。茶釜の滝の前衛滝の左にある垂直ハシゴが有名です。

14.法体の滝(ほったいのたき)

国内有数の広い滝壺 ★

法体の滝 (秋田県)

鳥海山のふもとにある滝で、一の滝、ニの滝、三の滝とあり、流長は約100mで落差は57.4m。三の滝は法体の滝駐車場からすぐに見ることができ、日本トップクラスの広い滝壺へも近く、また、石段を上ると一の滝から三の滝までの全貌を望むことが出来ます。滝の姿が、まるで法衣をまとった僧に似ていることから、法体の名がついたとも言われています。滝壺周辺は広い園地になっていて、また、滝の上流部には雰囲気ある玉田渓谷があります。

15.安の滝(やすのたき)

悲恋伝説の滝 ★★★★

安の滝 (秋田県)

二段構造の落差90mの滝で、日本の滝百選で2位を獲得した滝で、悲恋物語が伝わります。5kmほどの未舗装路を走り駐車場に。そこから徒歩50分ほどで安の滝展望所に到着。さらにそこから急な階段を5分ほど歩くと滝の上部に行けます。紅葉時は特に綺麗です。

■山形県

16.滑川大滝(なめがわおおたき) 

白眉の滝 ★★★

滑川大滝 (山形県)

米沢市にあります落差80m、幅40mの白眉とも言われている滝で、水量が多い時には右に布引の滝という滝が現れることがあります。滑川温泉の滑川橋付近の駐車場(もしくは福島屋さん利用で同駐車場※入浴のみでも可)から大滝展望台まで約1kmで徒歩約30分。展望台から滝壺までは川の中を移動しつつプラス約40分です。

17.白糸の滝(しらいとのたき)

滝下に赤鳥居ある滝 ★

白糸の滝 (山形県I

山形県最上川沿いの最上峡の最上四十八滝最大の落差124mの滝で、滝下には赤い鳥居のある不動堂があります。国道47号線沿いにあります白糸の滝ドライブインからその全貌を見ることができます。

18.七ツ滝(ななつたき)

六十里越街道沿いの滝 ★

七ツ滝 (山形県)

六十里越街道沿いにあります、上方が50m、下方が40mの落差90mの二段瀑です。対岸の七ツ滝公園(駐車場あり)から滝の全貌を見ることができます。

■福島県

19.乙字ケ滝(おつじがたき)

小ナイアガラ ★

乙字ケ滝 (福島県)

落差6m、幅100mの滝で小ナイアガラとも呼ばれています滝です。滝が乙の字の方のことからその名がついたとされています。松尾芭蕉が奥の細道の行脚の途中で、五月雨の 滝降りうづむ 水かさ哉 と詠んだ滝でもあります。駐車場から瀧見不動尊経由で数分で着きます。

20.三条の滝(さんじょうのたき)

日本一の水量を誇る ★★★★

三条の滝(福島県)

尾瀬ヶ原にあります、落差100m、幅30mの直瀑で、日本三名瀑に数えられることもある日本一の水量を誇る豪快な滝です。滝の展望台までは御池の駐車場から約7kmあり、徒歩3時間ほどかかります。

21.銚子ケ滝(ちょうしがたき) 

お銚子に似た滝 ★★★

銚子ケ滝 (福島県)

落差48m、高さ27mの段爆で、滝壺のかたちがお酒を入れるお銚子に似ていることからその名がついたそうです。銚子ケ滝入口駐車場から山道を約1.4km、約30分歩き、最後の崖を下る300mの階段状の急坂を下ると滝の全貌が望めます。

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