多島美を存分に楽しめる瀬戸内海は、周辺に多くの展望台があり、どこに寄るか迷いがちですが、展望台までの道幅や距離、酷道レベルなどを鑑みつつ、また見える島や景観も各々違いますので、事前に調べてからチョイス、もしくは優先順位を付けてから訪ねることをお勧めいたします。そのほか、山陰ジオパークの奇勝地を訪ねる山陰海岸や、ライダーに人気の大山や秋吉台、角島など、見どころが盛りだくさんのエリアです。但し、国道併用の山陰自動車道(一車線)など高速網が薄く、場所によっては高速のICから遠い場所もあり移動に時間を費やしたりしますので、ご注意を。
① 播州赤穂・備前 ② 山陰海岸 ③ 大山・蒜山・島根半島 ④ 三瓶山・石見銀山 ⑤ しまなみ海道・ゆめしま海道 ⑥ とびしま海道 ⑦ かきしま海道 ⑧ 周防大島(屋代島) ⑨ 秋吉台・角島 ⑩ 萩・津和野
□播州赤穂・備前
瀬戸内海を満喫する旅路
兵庫県の西南部から、はりまシーサイドロード、岡山ブルーラインなど瀬戸内海沿いの道を走り、赤穂御崎や牛窓などの風情ある町や、瀬戸内海の好眺望を望める展望台を巡るツーリングルートです。当ルーテイングでは展望台を含めて、かなりの立ち寄り地をご紹介していますため、時間に応じて立ち寄り場所をセレクトして頂けましたら幸いです。最後は瀬戸大橋の好景観を望めます鷲羽山の展望台で締めくくります。
□山陰海岸
奇岩奇勝と砂丘
但馬漁火ラインや鳥取の海沿いの道を走りながら、山陰ジオパークとして認定されています、山陰海岸の奇勝や奇岩、そして日本海の好眺望を望めます多くの展望台を巡るルートです。展望台の数が多いため、事前に行く場所をセレクトしておいた方が、良いようです。また、景勝地の浦富海岸や鳥取砂丘では移動にじかんを費やしがちなため、全体的なルートを鑑みての時間配分が重要になります。とはいえ、やはりできるだけ絶景を多くみたいということであれば、泊りがけで多くの展望台を巡るルーティングをお勧めいたします。
□大山・蒜山・島根半島
中国地方の名峰から神話の地へ
岡山県の蒜山高原から、中国地方の最高峰でもありライダーに人気のツーリングエリアであります鳥取県の大山、そして出雲大社がある島根県の島根半島と3県に跨ぐ距離の長いルートプランで、基本は宿泊プランになりますが、出発地によっては、「蒜山・大山」と「島根半島」に分けて日帰りで楽しむことも出来ます。出来るだけ多くの景観地や景勝地をご紹介致してますので、ご自身で立ち寄り場所を取捨選択して頂き、ルーティングして頂けましたら幸いです。
□三瓶山・石見銀山
世界遺産 石見銀山
三瓶山の秀麗を望みながら同山を周遊する三瓶高原道路。高原の中を走る爽快感を味わえる道です。三瓶山から日本海を走り、そして世界遺産の石見銀山へと向かいます。高速道路が少ないため、ご自身の出発地やツーリングに使える時間などを鑑みて、ルーティングをアレンジされることをお勧めいたします。
□しまなみ海道・ゆめしま海道
ライダーに人気の瀬戸内海を縦走する海道
ライダーやサイクリストに人気の、広島県の尾道市と愛媛県の今治市とを繋ぐ高速道路を中心とした海道え、各島を周りながらその眺望を楽しめます。また、しまなみ海道とは繋がってはいない4島を繋ぐルートで、今回、あえて紹介も含めてルート上に入れましたが、距離が増え、フェリーに乗る回数も増えますので、基本的には無しでも良いと思いますし、2022年に岩城島と生名島を結ぶの岩城橋が出来る予定ですので、訪ねるならその後がいいと思います。また、各島の展望台をも割るのも時間的にきつかったら、あまり興味のない方は、開山公園と亀老山展望公園の2か所だけでも良いかもしれません。しまなみ海道のルートのほとんどが愛媛県(四国)ですが、今回は広島県(本州)側を発着としたルートプランのため、あえて中国エリア側に掲載させて頂きました。
□とびしま海道
瀬戸内海に浮かぶ島々を渡り巡るもうひとつの海道
広島県のさざなみスカイラインを走り、安芸灘大橋を渡り、飛び石のように橋で繋がる下蒲刈島から大崎下島を巡り、そして、離島の大崎上島に渡り、重要伝統的建造物群保存地区の竹原市経緯で周るルートで、各島の展望所を中心に回ります。各島の展望所ですがそれぞれ眺望はいいのですが、そこまで至る道が国道や急坂の場合が多く、特にビッグロードバイクの場合は事前に確認されて無理そうでしたらスルーされた方が無難です。また、フェリーも2回乗りますので、発着時間等にはご注意を。
□かきしま海道
東洋一の軍港と牡蠣
戦艦大和を建造し、東洋一の軍港とも称されました呉で帝国海軍の遺構を見ながら、平清盛が開いた音戸の瀬戸を通り、江田島に。海沿いを走り牡蠣の採苗が風情をそそりますかきしま海道を走りながら、倉橋島の火山、江田島の天狗岩と砲台山と、各眺望地を巡りながら海岸線沿いの走りを満喫できるルートです。但し、戦艦好きや、海軍系の興味のある方は、呉市観光で半日~1日を費やしてしまう可能性がありますので、ご注意を。
□周防大島(屋代島)
瀬戸内海のハワイを走る
ライダーに人気の高い瀬戸内海の西に浮かびます周防大島。今回は、室津半島の大星山展望台を経て、室津半島スカイライン、やない美ゅーロード、大島オレンジロードと走りを満喫できるルートに、 飯の山展望台や嵩山展望台などの好展望地や、瀬戸内海のハワイと言われています周防大島を彷彿させるようなトロピカルな片添ヶ浜海水浴場を巡るルートでご紹介しています。周防大島が高速から離れていますため、行きと帰りの高速のICは、ご自身の出発地などを鑑みてルーティングされることをお勧めいたします。
□秋吉台・角島
日本最大のカルスト台地と海上アルプスを巡る
ライダーに人気の国内屈指の爽快路の、秋吉台内を走りますカルストロードから、絶景の角島大橋、そして青海島の海上アルプスと巡る、かなり盛り込んだ周遊ルートです。距離がありますので、出発地にもよりますが、秋吉台と角島・青海島間は距離がありますが景観地が少ないため、時間によっては「秋吉台」と「角島」「青海島」と場所を分けてツーリングする方が良い場合もあります。とはいえ、絶景のオンパレードを望めるツーリングルートになります。
□萩・津和野
幕末の志士たちの足跡を辿る
吉田松陰が塾長を務めました萩の私塾の松下村塾は、高杉晋作や伊藤博文などの幕末や明治に活躍した偉人たちが生まれました。そんな幕末の志士たちが活躍した萩から須佐ホルンフェルス、そして、山陰の小京都の津和野へと巡るツーリングルートプランです。幕末好きでしたら、萩市内観光だけで、半日~1日は費やしてしまうと思いますので、ご自身の興味も鑑みてルーテイング、プランニングされることをお勧めいたします。