中国(日本の滝百選)

壇鏡の滝(島根県)

中国エリアでは全5県から7つの滝が百選に選ばれています。高い山峰が少ない中国地方ですが、西日本最大級の落差120mの神庭の滝や落差126mの常清滝があります。また、攻落が難航な滝がないこともうれしいところです。中でも滝裏に洞窟があり裏から滝が見れます島根県の壇鏡の滝は風情があります。

1.大山滝 2.雨滝 3.壇鑑の滝 4.龍頭滝 5.八重滝 6.神庭の滝 7.常清滝 8.寂地峡五竜の滝 

■鳥取県

69.大山滝(だいせんたき)

鳥取県下最大の滝 ★★★

鳥取県の大山の東山麓にあります県下最大の落差42mの二段瀑で、一向平野営場の駐車場から遊歩道を歩いて約30分で滝見台があります。そこからロープや鎖を伝って急斜面を下りて滝壺に行くことができます。遊歩道には高さ30mの大山滝吊橋などがあり、森林浴を楽しめるハイキングコースとなっています。

70.雨滝(あめだき) 

山陰ジオパークの滝 ★

玄武岩の柱状節理の岩から豪快に流れ落ちる落差40m、幅4mの見応えのある直瀑で、舗装駐車場から徒歩5分ほどで見ることが出来ます。滝の近くまで行くことが出来ます。この辺りは雨滝渓谷ということで四十八あると言われるほど多くの滝があり、雨滝の近くにも布引の滝があります。なお、滝の前の不動明王に祈願すると精神病が治ったり商売が繁盛するなどの霊験があるほか、雨滝の霊水は皮膚を守る効果があると言われています。山陰ジオパークに属しています。

■島根県

71.壇鑑の滝(だんぎょうのたき) 

洞窟越しの裏見滝 ★

島根県の隠岐諸島、島後島にある落差40mの滝で、雄滝と雌滝があり、雄滝は滝を裏側から見ることのできます裏見の滝になっています。また、雄滝の裏には洞窟があり滝観音が祀られています。駐車場には壇鏡の夫婦杉があり、滝までの山道は杉並木が続き風情を醸し出しています。駐車場から滝までは徒歩5分ほどです。

72.龍頭八重滝(りゅうずやえたき)

離れた場所にある1+8の滝の総称 ★★★

龍頭ヶ滝

龍頭八重滝とは、落差40mで裏見の滝の龍頭ヶ滝と、約5.5km離れた場所にあります八重滝の総称で、その八重滝も八汐滝、八塩滝、姫滝、姥滝、河鹿滝、紅葉滝、滝尻滝、猿飛滝の総称です。龍頭ヶ滝は駐車場から遊歩道を約400m、10分ほど歩いた場所にあります。滝下には洞窟があり滝観音が祀られていた、滝を裏から見ることができます。また、八重滝は、駐車場から約1kmに渡って続きます遊歩道沿いに八つの滝があり、最奥にあります落差40mの八汐・八塩滝の二段の滝までは徒歩30分ほどかかります。遊歩道はピストン道のため帰る際は来た道を戻ることになりますが平坦路のため歩きやすいです(往復約1時間)。ツキノワグマ出没注意とのことです。

■岡山県

73.神庭の滝(かんばのたき)

西日本最大級の滝 ★★

岡山県真庭市にあります落差110m、滝幅20mの西日本最大級の滝で、日本百景、及び国の名勝にも選定されています。駐車場から整備された遊歩道を歩き10分ほどで滝を望めます滝見橋に着くアクセスの良さも嬉しいところ。但し、入場料300円がかかります。道中にはしずくのような玉垂の滝もあります。周辺には野生の猿も生息していて猿の群れに会えることもあります。

■広島県

74.常清滝(じょうせいたき) 

広島県唯一の百名滝 ★★

落差126mの三段瀑ですが、上流の流域面積が少ないため水量も少なく滝壺がほぼありません。駐車場から遊歩道を歩いて滝見台ま600m、約10〜15分。かなり滝の近くまで行けて、落差のある迫力ある光景を見ることができます。マムシやクマに注意、とのことです。

■山口県

75.寂地峡五竜の滝(じゃくちきょうごりゅうのたき)

五つの連続する滝 ★★★

山口県岩国市にあります18の滝がある犬戻峡と7つの滝がある竜ヶ岳峡の2つの峡谷からなる寂地峡の犬房峡にあります五つの連続した竜尾の滝、登竜の滝、白竜の滝、竜門の滝、竜頭の滝の総称で、最大落差は落差18mの竜門の滝です。無料駐車場からBコースの滝見道300mを含む一周約1.5km(約40〜50分)の遊歩道を歩くと五つの滝を見ることができます。なお、寂地峡入口にあります宇佐八幡宮境内には樹齢1000年を超える宇佐の大杉がありますので、時間があれば立ち寄りお勧めです。

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